斧田小夜の小説『だってせんたっきさんがくつしたたべちゃったんだもん』が英語で朗読され、AntipodeanSF Radio Showで公開された。19日、本人がツイッターで伝えた。
「だってせんたっきさんがくつしたたべちゃったんだもん」が英語で朗読されています(07:00頃から)https://t.co/nIKdXgL32O
リスニングの勉強にでも
— 斧田小夜 (@pigya) October 19, 2020
小説「だってせんたっきさんがくつしたたべちゃうんだもん」は、カメイトシヤ氏の英訳により、既にオーストラリアのオンライン文芸誌「AntipodeanSF」で公開されている。そのAntipodeanSFが主催するオンライン文芸ラジオ「AntipodeanSF Radio Show」にて、再び小説が紹介され、朗読されることとなった。
AntipodeanSFはオーストラリアのSFオンラインマガジンである。1998年に創刊され、’down under’(オーストラリアの蔑称にして愛称)なSF創作を目指しているという。編集チームはネットで作品を公開することに大きな意義を感じており、このネット上の連帯により資本主義イデオロギーを破壊する意思も示している。また、マガジンはオーストラリア国立図書館に保管される。破滅派同人では、波野發作の小説もAntipodeanSFで公開されている。また、同サイトのオンラインラジオ「AntipodeanSF Radio Show」は、編集者のIon Newcombeにより放送されている。
「だってせんたっきさんがくつしたたべちゃうんだもん」は、破滅派で日本語版原文が公開されている。英訳版を聞きながら、表現のユニークさを感じ比べてみるのも良いだろう。
今後とも、斧田小夜と破滅派同人の活躍と躍進に期待したい。
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