東洋文庫ミュージアムでは9月15日から、日本の地図の歴史を探る資料展「大♡地図展」を開催する。

東洋文庫は主に東アジアの歴史的資料を多く収蔵し研究する学術施設であり、古地図などの資料も多く扱われている。2015年には西洋の古地図を扱った展覧会が開催されたが、その第2弾と言える今回の「大♡地図展」では、東洋文庫の貴重なコレクションの中から、主に江戸時代を中心に制作された様々な特色ある古地図を取り上げ紹介していく。葛飾北斎による三浦半島付近の観光地図「総房海陸勝景奇覧」や、歌川広重の「山海見立相撲」なども並び、芸術的にも地誌学的にも日本古地図の世界を楽しむことができる展覧会となっている。

開催期間中には、より深く古地図の世界を知ることが出来る講演会や、ミュージアムワークショップも開催される。美術愛好家としても歴史ファンとしても楽しめる展覧会となりそうだ。

また、同時開催として資料展「記録された記憶~東洋文庫の書物からひも解く世界の歴史」も行われる。こちらも要チェックである。

資料展「大♡地図展」は、9月15日から2019年1月14日まで開催される。詳しい情報は下記サイトを参照のこと。