国立国会図書館東京本館が、11月11日から企画展「知識を世界に求めて―明治維新前後の翻訳事情―」を開催することがわかった。

Twitterなどで伝えた。

明治維新前後は、海外からの様々な知識がかつてない規模で日本に流入した時代であった。それらの流入を支える「翻訳」と言う行為に注目した企画展が国立国会図書館東京本館で行われる。企画展「知識を世界に求めて―明治維新前後の翻訳事情―」では、江戸時代後期から明治時代前期に焦点を当て、国会図書館が所蔵する貴重な中国・欧米の原書及びその翻訳書、約200点が展示紹介される。現代でも親しまれている海外文学も、明治の頃の翻訳ではどうだったのかなど、様々な視点で楽しめる展示となっている。また、オランダ語を始め当時の外国語学習などの翻訳事情や、翻訳者のエピソードもあわせて紹介される。

展示に合せ、11月12日には齊藤美野氏(順天堂大学国際教養学部准教授)によるオンライン講演「翻訳学の視座から読む明治の文学翻訳者の言説―なぜ、いかにして訳すのか―」も開催される予定となっている。

企画展「知識を世界に求めて―明治維新前後の翻訳事情―」は、11月11日から12月9日まで国立国会図書館東京本館新館1階 展示室で開催される。詳しい内容は下記リンクも参照のこと。