国立国会図書館東京本館では、議会開設130周年を記念し、12月10日から23日まで「議会開設百三十年記念議会政治展示会」を開催する。

明治維新とその後の様々な混乱を経て、日本に議会(帝国議会)が開設されたのは1890年のことであった。議会が開設されるまでの道のりや、また当然開設された後も、議会に関わる出来事は即ち近現代政治史の出来事であった。「議会開設百三十年記念議会政治展示会」では、国立国会図書館憲政資料室に所蔵されている志士・政治家・軍人ほか様々な人々の記録や公的文書から、130年に渡る日本の議会の歴史を探っていく。

展示物の一例をあげると、坂本龍馬の自筆による新政府綱領八策や、議会開設から一年足らずで焼失した仮議事堂の記録、また終戦直後の連合国統治下に置かれた時期の記録など、興味深い物が目白押しとなっている。是非議会開設130周年の節目に見ておきたい展示会と言えるだろう。

「議会開設百三十年記念議会政治展示会」は国立国会図書館東京本館の新館1階展示室で12月10日から23日まで開催される。なお、現在、国立国会図書館東京本館はコロナウイルス問題により入館人数を制限しているが、「議会開設百三十年記念議会政治展示会」については予約・人数制限なしに観覧する事が出来る。また、18歳以下でも観覧できる。詳しい情報は下記リンクも参照のこと。