国立国会図書館東京本館6階にある食堂が、10月20日に営業を終了することが分かった。国会図書館が公式サイトで伝えた。

国立国会図書館の6階にある食堂は、その価格の安さや名物メニューの存在、また一時退出に手間のかかる国会図書館の特性上、館内にいながら食事を出来る便利さで、来館者に広く親しまれていた。特にそのボリュームで知られる「メガカレー」や、本来18歳以上が入館できない環境において大人向けに販売されている夢の様な「大人のお子様ランチ」など、話題に尽きないメニューもあった。

しかし、コロナウイルス禍により、国会図書館自体が長らく休館し、再開後も来館予約制にして入館人数を制限するなどしており、食堂の営業に対して厳しい状況が続いていた。食堂の営業は10月20日まで続くものの、来館制限は続いており、誰もが終わりを見届けられる訳ではなさそうだ。

なお、営業終了後の10月22日からは、旧食堂スペースで弁当の販売が行われるようになるという。また、来館者が弁当を持ち込み旧食堂スペースで食事を取る事も出来る。また、喫茶は営業を続ける。

筆者も以前、国会図書館利用時に何度か食堂で食事をした事があり、寂しい限りである。ともあれ、国会図書館の今後を見守りたい。