10月2日から10日まで、特殊書店BiblioManiaで「表現の萎縮展~不測の事態~」が開催される。

2019年に開催され話題を呼んだ「表現の萎縮展」が、特殊書店BiblioManiaで再び開催される。物議を醸したり醸さなかったりした様々な表現が一堂に集い、世間に一石を投じるイベントとなっている。表現の萎縮展芸術監督の二代目アラン・スミシーは告知にて次のように語っている。

いまニッポンでは、多くの表現と言論が萎縮を 強いられています。

表現の萎縮展は、お気持ちや炎上等によって怖くて面と向かって表現したくてもできないので萎縮した表現や昔の深夜番組みたいなユーモアを集め、思い出した時期に展示するプロジェクトです。

2019年の、なんとかナーレではキャベツの妨害がきっかけになり突然萎縮したくなりましたが、内外の作家や野次馬どもの支援を受け、より強度の強い『萎縮』表現の地平を垣間見ることができました。
今も”萎縮”の極北を目指しがんばってます。

ポリコレ、政治的対立、刑法175条、お気持ち、Twitter、エッチな絵、コンプライアンス……

そんな深く考えず気軽に作品を発表をしたいですが、それによって社会や人々にいらん不安や断絶をあおり、刺すか刺されるかのより殺伐とした社会が形成されようとしています。
私たちはみんなと仲良くしたいです、ですが表現し続けないと大変ストレスが溜まり始末が悪いので妥協案として表現を萎縮する方法を選び取りました。
表現に課せられる責任について、多くの方たちと一緒に考え、自由と自己決定を愛する社会をともに作りあげたいと考えています。

『戦前不敬発言大全』『戦前反戦発言大全』著者の髙井ホアンも参加しており、10月5日には在廊する他、「何か」を行う予定である。

また、当日5日19時頃より、イベントバーエデン名古屋にて髙井ホアンによる「80年代奇天烈MVクラブ」が開催される。エデン名古屋では昨年の冬以来三度目のイベントとなる。80年代の奇妙なMV達を眺めながら、様々なトークが行われる予定である。

10月5日は髙井ホアンと共に、是非とも名古屋で「表現の自由」の最前線を垣間見よう。詳しい情報は下記リンクも参照のこと。