群馬県前橋市に所在する前橋文学館では10月27日から、芥川龍之介と荻原朔太郎の関係についての企画展「この二人はあやしい」を開催する。

芥川龍之介は小説、荻原朔太郎は詩と、手がける表現の手法は異なる二人であるが、芥川龍之介が自殺する数年前から互いに交流があった。この二人には様々な共通点と幾つかの違いを見出すこともできる。

企画展「この二人はあやしい」では、二人が共通して取り組んでいたアフォリズムから、作品に現れる二人の共通点と違い、また芥川晩年の交流の様子を紹介する。また、清家雪子による詩歌作品を擬人化した漫画「月に吠えらんねえ」とのコラボ企画として昨年開催され好評だった「『月に吠えらんねえ』展」の続編として、「『月に吠えらんねえ』龍くんと朔くん篇」が同時開催される。開催期間中には朗読会や講演会も開催される。表現の違いを超えて交流を持った二人に改めて注目できる企画展となりそうだ。

企画展「この二人はあやしい」は前橋文学館で10月27日から2019年1月20日まで開催される。詳しい情報は下記サイトを参照のこと。