兵庫県姫路市に所在する姫路文学館では11月10日から特別展「宮本輝 人間のあたたかさと、生きる勇気と。」を開催する。

宮本輝(本名・宮本正仁、1947~)は1977年に自身の幼少期を題材にした小説「泥の河」で太宰治賞を受章しデビュー、翌年には「蛍川」で第78回芥川賞を受賞する。数々の作品の中でも、ライフワークとして書かれた大河小説「流転の海」は1984年から連載を開始し今年の7月に完結するなど34年に渡る作品となった。

特別展「宮本輝 人間のあたたかさと、生きる勇気と。」では、宮本の小説に描かれる人間の姿や人生観と言った豊かな作品世界と、原稿や執筆を支えてきた身近な品々などを紹介する。また、開催期間中の11月17日には宮本輝と中瀬ゆかりによる対談会が開催される。その他にも展示解説会や、宮本輝原作の映画上映会などが開催されるので要チェックである。宮本輝のファンにも、これから知る人にも、楽しめる特別展となりそうだ。

特別展「宮本輝 人間のあたたかさと、生きる勇気と。」は11月10日から2019年1月27日まで姫路文学館で開催される。詳しい情報は下記サイトを参照のこと。