北九州市立文学館は10月27日から、企画展「描かれた西郷どん展~アート、文学、サブカルから~」を開催する。

現在NHKで放映されている歴史大河ドラマ「西郷せごどん」の主人公として改めて注目を集めている西郷隆盛。だが、彼の写真などは一切伝わっておらず、有名な肖像が実は想像で書かれていたものであることをご存じだろうか。他の明治の元勲達と違い、西郷隆盛は写真に写ることもなく、その正確な肖像は伝わっていない。一番よく知られている、エドゥアルド・キヨッソーネによる西郷隆盛の肖像は、実弟の西郷従道の顔の上半分、従弟・大山巌の顔の下半分を組み合わせたものである。上野公園の銅像もそれに準じている。

企画展「描かれた西郷どん展~アート、文学、サブカルから~」では、謎に包まれた西郷の肖像が、昔の肖像や錦絵から現代の小説や漫画まで様々な表現の中でどう描かれてきたかを紹介する。見ている中でそれぞれの西郷像が浮かんできそうな企画展となりそうだ。また、開催期間中には文学講座や、NHK大河ドラマ「西郷どん」の脚本家である中園ミホによるトークライブも開催される。

企画展「描かれた西郷どん展~アート、文学、サブカルから~」は北九州市立文学館で10月27日から12月16日まで開催される。詳しい情報は下記サイトを参照のこと。