詩人、演劇家、エッセイストなど多彩な活動を行い一世を風靡した芸術家・寺山修司の生涯を探るドキュメンタリー映画「あしたはどっちだ」が12月2日より全国各地の映画館で公開される。

生涯に渡って書かれた189冊の著書、自身が主催した演劇団体「天井棧敷」などにおける活動、度々発生したスキャンダラスな事件など、多くの人に影響を与えた寺山修司であるが、その生涯を調べると幾つかの謎や不思議な点が現れる。「あしたはどっちだ」ではそんな寺山の原点と生涯を探り、故郷の青森県三沢や寺山修司所縁の人々を巡っていき、寺山の過去を一つ一つ探っていくが、その中で寺山が企画していた幻の市街劇の存在が明らかになっていく。

監督は「KAKASHI案山子」などで有名な相原英雄。製作費はクラウドファンディングで賄われている。タイトルの「あしたはどっちだ」は、寺山修司が愛した「あしたのジョー」のアニメ主題歌の歌詞から取られているという。寺山修司ファンとして見逃せないドキュメンタリー映画となりそうだ。

ドキュメンタリー映画「あしたはどっちだ」は12月2日より、全国各地の映画館で上映が開始される予定である。詳しい情報は下記サイトを参照の事。