神奈川近代文学館では9月29日から、寺山修司没後35年を思う特別展「寺山修司展 ひとりぼっちのあなたに」を開催する。

寺山修司(1935~1983)が1983年二47歳で亡くなってから35年が過ぎたが、今もなお、寺山修司の詩や演劇と言った表現は人々を惹きつけて止まない。その中で開催される本展は、寺山の秘書・マネージャーをつとめた田中未知氏が長年収集・管理してきた資料を中心に構成されている。多くの貴重な資料から、寺山修司の広く深い表現の世界を紹介し、寺山修司とは何者であったのかを辿ることができる。また、特別展のタイトルの様に、「孤独」も一つのテーマとなっている。寺山修司存命の時から彼を知っていた者も、死後に彼を知った者も、それぞれ新たな視点で寺山修司の新しい側面を見つめられる特別展となりそうだ。

また、特別展の期間中には、寺山修司とその作品世界にまつわるシンポジウムや朗読会と言った催しも予定されている。こちらもファンとして見逃せない。

特別展「寺山修司展 ひとりぼっちのあなたに」は県立神奈川近代文学館で9月28日から11月25日まで開催される。詳しい情報は下記リンクを参照のこと。