上から読んでも下から読んでもぐるぐる回るのが回文。平成もあとわずか。過ぎ去りし時代を回想しつつ、新しき御代を寿ぐのに相応しい回文俳句を七句ひねり出して見ました。鑑賞の手引きもついて親切!
栃ノ心関が大関昇進したことはまことにめでたいのですが、それにつけても同じ部屋の栃煌山は何をしておるのじゃと、ファンの心の叫びからできた回文です。
新しい元号を寿ごうと思い立ち、景気づけに一杯ひっかけて回文を作り始めたらこんなのになってしまいました。
意味不明御容赦、ていうか、回文ってだいたい意味不明なの。
静かな早春の夜のお宮に、色とりどりの花々が咲き乱れる美しい回文、になるはずであった。
でも、書いているうちになんだか行方が分からなくなるのが回文の魅力です。
メビウスの輪、クラインの壺、ウロボロス……
著者・大猫が回帰するものとの出会いをカンドー的に描いた心温まるエピソードです。
幕末を舞台にした長大壮大な素晴らしい回文を作ろうと発奮。結果はこの通り。ご意見、ご批判を待つ。
10月16日は王妃マリーアントワネットの命日でした。最期に臨んでとても勇敢で威厳があったという王妃を偲んでまたまた歴史回文をご披露いたします。
別に滋賀県警に恨みは何もないのですが、回文書いているうちにできてしまいました。
県警の職員は警察官も事務職員も含めて地方公務員ですが、本部長クラスになると国家公務員なのです。当回文に登場する松野警視正も御多分に漏れず。ありえない失敗をしても部下のせいにして知らぬ顔を決め込んだことでしょう。
いえ、別に滋賀県警には何の恨みもありません。すべては回文が自らの勢いで生み出したものなのです。
漢文で回文を書くのは難しいのです。
難しさ以上にヒマな時間が求められます。
回文で短歌を作りました。定型詩でかつアシンメトリーな短歌を作るのはなかなか骨が折れますが、作ってみればいずれも世の無常を嘆き、短い人生を楽しもうという格調高い作品となりました(ウソ)
こんなものをこしらえるとは、世の中にはヒマな人もいるものだと思ってお楽しみください。
回文といえども文章であるからには美しいモノを作りたいと願い、古文、古典、和歌、謡曲などを紐解き、なんとなく雰囲気だけは古風がものができました。ご笑覧ください。
上から読んでも下から読んでも同じ回文。その呪いを受ける「回人」たちのぐるぐる回る人生を描いた大河小説です。
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