応募作品

斧田小夜

小説

8,201文字

「キスも知らない17歳が銃の撃ち方は知っている」エレファント(2003)――2018年5月合評会参加作品。
大幅に分量オーバーしましたすみません。

銃なんかなくたって頭ぐらい簡単に撃ち抜けるんだ、とディランは人差し指をカメラに突きつけて言った。気が昂ぶると彼はすぐに暴力的になる。

俺は鉄の塊のせいで警察にマークされるなんてヘマはしないぜ。あいつら、俺達みたいなナード1が銃を持ってたらちびって取り上げようとするけど、なんにもわかっちゃないよな、俺たちの銃はこいつだろ。この指と頭だよ。

ディランとは高校に入ってから仲良くなった。ちびでにんじん頭のディランはどこから見てもルーザーで、初日からロッカーに閉じ込められていた。ギーク気取りで始終コンピュータ用語を撒き散らしてるけど、完璧にジョックス2おもちゃターゲットだ。パソコンの知識だって大したことないし、勉強もできない。

まあでも、そういう僕だって彼と大差ないことはわかってる。ディランほどじゃないけど背が高いとはいえないし、棺桶から出たてみたいに痩せっぽちで、運動は苦手なうえに成績はC-がほとんど。無駄に鼻がでかくて、蜂に刺されたみたいに不格好だ。それに喋り方がキモいってよく言われる。恋人なんていたこともない。あのディランでさえガールフレンドがいたっていうのに。

そんなかんじだけど学校でのカーストなんて別に気にするようなもんじゃない。なんたってここ、北カルフォルニアじゃギークは神だ。制服みたいにしわだらけのシャツをきて、ペラペラのH&Mのパーカーを羽織ってる彼らは僕と大差ないように見えるけど、彼らの頭脳が世界を動かしている。対岸のPaloAlto3は彼らの聖地だ。スタンフォード大学の運動場にさえ近づかなければ、むしろ僕たちみたいな人間のほうが主流マジョリティだっていう顔をしていられるのがここのいいところなのだった。最近の僕とディランのブームはMountainView4にあるGoogleに一番近いスターバックスで議論しているふりをすること。そうしているとGoogleの社員になったみたいな気分になる。たぶん僕がどんなに頑張ったってGoogle社内の清掃くらいしかできやしないけど。

「聞いて驚け、兄弟bro」Skypeの向こうでディランは腕を組んだ。「さっき侵入に成功したぜ。明日楽しみにしてろよ」

僕は親指を立てた。

数ヶ月前にDyn5に行われた世界最大のDDoS攻撃6を知っているだろうか。あの攻撃で僕らの聖地の企業はたくさん死んだ。Twitter、Paypal、Netflix、Airbnb……とにかくDynが死んだらインターネットが死ぬ。DNS7が引けないからURLが使い物にならないのだ。URLが使い物にならなくなったらGoogleはただの白い画面だし、ほとんどのサービスは死んだも同然だ。そしてネットが死んだら、僕らの世界も巻き添えになる。つまり、みんな死ぬ。

僕とディランは興奮した。こんなのって聞いたことある? 世界一の頭脳があつまるっていわれてる聖地の企業が一瞬で死ぬなんて、それもたぶん、たった一人か二人のちからで!

僕たちはママが帰ってくるまでテレビにかじりついて、なにがおこったのかと議論した。

明らかな事実はDDoS攻撃が行われたということだけだ。大量のトラフィックを特定のサーバーに送りつけてサービスを落とすことをDDoS攻撃ということくらいは僕たちも理解している。客が殺到したIn-N-Outイナナウ8みたいなもの、と僕が例えたらディランはゲラゲラ笑った。もしかしたらすげぇデブがバーガーを買い占めて油まで飲んじまったのかも、と彼は言ったが、そんなのはそのバカをつまみ出せばいいだけだ。全米のネットサービスを次々に不能にするような大規模な攻撃を例えるなら、客が殺到したと考えるほうが近い。

不思議なのはIn-N-Outに殺到した客はどこから来たのかということである。まさか地面から生えてきたわけじゃないだろう。スーパーボウルでも開催されてるのか? たしかにリーバイス・スタジアムのそばじゃサービス不能になったIn-N-Outに遭遇することはある。でもこの比喩は正しくない。なぜならトラフィックは人間じゃないからだ。人間じゃないから、フットボールには興味がないし、自主的に移動したりもしない。誰かがトリガーを引くまで、トラフィックは自動発生的に流れたりはしないものだ。じゃぁその「誰か」とは誰なのか?

テレビではこの攻撃には大量のBot9が使用されており、多くのPCやIoT機器10が踏み台にされた可能性があると報じた。攻撃に使用されたデバイスはマルウェア11に感染しているので、家にある電子機器を一度チェックしてみてください――

ジェシー、とディランは僕を呼んだ。どこか熱にうかされたようなぼんやりとした声だった。これ、すげぇな。俺たちもやってみようぜ。

それから二週間ほど経ってDynへのDDoS攻撃はMirai12というマルウェアに感染したIoT機器が引き起こしたものだと判明した。Miraiは犯人の手によってオープンソース13として公開されたので、僕たちはすぐさまダウンロードした。そうして「銃」を手にいれたのだ。

 

 

ディランの父親は控えめにいってクズである。ディランもよく言っている。彼の奥歯が一本足りないのは、十一のときにクズ親父に折られたからだ。歯が頬の内側にささって穴があいた、とディランは言っていた。けれどもあのクソ親父はそのことについてディランに謝ったことはないらしかった。いつも酒臭いままディランの迎えに来て、ディランと口喧嘩をする。仕方がないので僕がディランを家まで送ってやる。僕のママはそれを善行だという。善行。実にダサい。ママが好きそうなやつだ。レインボーだとかポリコレだとかレイシズムだとか、ママはそういうことばかり言っている。ダサい。赤い帽子をかぶって喜んでるディランのパパとママと同じくらいダサい。

親の主義は対極にあるにせよ、僕とディランの仲は変わらなかった。なんたってうちのガレージにあるのはギーク主義だ。スタートアップをするならガレージから始めなくちゃ14。今はまだただのスクリプトキディ15でしかないけれども、暗いガレージに僕のHPノートを持ち込んでコードをながめていると、僕たちもアノニマス16の一員か、次のもっとも成功したIT企業のCEOになれるような気がした。

言ってみればコードは銃だ。プログラムは銃弾だ。引き金をひけば、世界は一瞬で燃え上がり、そして死ぬ。高校で銃を乱射して何人かのくだらないティーンエイジャーを殺すよりずっと大きなものを殺せるし、きっともっとすごいやつも殺せる。からだが大きくなくても、頭が大して良くなくても、ましてやお金がなくたって、僕たちは世界を人質に取ることができる。僕を横目で睨んで顔をしかめる女子も、授業中に紙くずを僕になげつけてはくすくす笑ったり、ディランをボウリングの球みたいに投げたりするジョックスも、そんなことはできやしない。もちろんディランの耳を掴んで振り回し、ディランの皮膚を水玉模様に破くディランのクソ親父だってそうだ。僕たちは強い。誰よりも強い。

手始めに、僕たちは監視カメラをターゲットにした。掲示板でも監視カメラはセキュリティが脆弱だとあり、ハックの方法が書いてあったからだ。彼らの言う通りにカメラをクラックしてMiraiを改変したコードをぶち込めば、どうやら世界を壊せるらしかった。

最初に侵入したのは高校に設置されている監視カメラだったけど、ログインIDとパスワードは初期状態のままだったので拍子ぬけするほど簡単にログインできてしまった。ブラウザから管理画面をちょっといじってやれば、他のカメラをクラックするのも簡単だし、映像もすぐに抽出できる。ディランはジョックスみたいに奇声をあげてガッツポーズをした。

やたら腕を絡ませて歩いているカップル、すれ違いざまにジョックスに頭を叩かれ目を丸くしているやつ、なにをしているのか教師と長く話し込んでいるやつ。とにかくそういう雑多なものが映っている。いろんな場所にいろんなやつがいる。だというのに誰も僕たちの悪行には気づいていないのだから小気味いい。

「こいつ、タイラーじゃないか」とニヤニヤしながらディランが不意に言った。カメラは機械室かどこかを映している。

タイラー・クラークスはフットボール部の三年生だ。体が大きくて、少しでも肩がぶつかると僕は吹き飛んでしまう。それを見て、奴らはゲラゲラと笑う。ディランをロッカーに押し込むような陰湿なことはしないが、僕にとっては苦手な相手だった。確かに言われてみれば、映像にあるのは彼のように思われる。そしてもうひとりは、知らない女の子、多分、一年生だ。

食い入るように画面を眺めていたディランが、キャシーだ、とつぶやいた。

「知り合い?」

「リサの妹だよ。一年の」

ああ、と僕は思わず顔をしかめた。リサは、つまり、すごく簡単に言うと、ディランの元カノだ。ある日突然ディランをフって、平気な顔をしている。別段新しいボーイフレンドができたわけでもないようだったので、きっとディランに我慢ならなくなったのだろうと僕は思っていた。ディランは時々すごくキモいし、なにより、いつもダサい。

「見んの?」

「まあまあ」にやにやと並びの悪い歯をみせてディランは答えた。

しかし僕は見たくなかった。人のセックスなんてどうでもいい。だいたいディランと二人で(しかもディランの知り合いのセックスを)見るなんて気まずいにもほどがある。

「やだよ。こんなの――」

「いいから」またディランは気持ちの悪い笑顔を作った。

映像の中で二人は抱き合ってキスをしている。映像が粗いので表情は見えないが、タイラーが下衆な顔をしているのは見るまでもない。だいたい彼にはクインビーのガールフレンドがいたはずだ。だというのにわざわざ冴えない一年生に手を出すなど気がしれない。手を出されて喜んでいるキャシーもキャシーだ。どんな子なのかは知らないが、たぶん姉とは違ってビッチなんだろう、と僕は顔をそらして思った。

「これ、Youtube17で公開したらどうなるかな。LiveLeaks18のほうがいいのかな。見ろよ、やっぱりフラれた」ケケッと喉の奥をならしてディランは声を高くして拳で殴るふりをした。「ジョックのタイラーが一年にフラれた! ざまあみやがれ!」

横目でモニタを睨む。キャシーはタイラーのたくましい胸の前に右手を置いている。拒否。確かになにかを拒否している仕草だ。タイラーの左腕はまだ彼女の腰に触れているが、彼女はまったく気にしていないように見えた。顔を上げて、真正面からタイラーを見ている。タイラーは右腕をひろげて彼女を懸命に説得しているらしかった。背中を少し丸め、時々右手上下させて口を動かしている。しかしキャシーは視線をそらさない。彼女の右手はまだ、タイラーの胸の前だ。

「こんなとこまで来といて?」

「あいつらモルモンだからな。絶対こうなるってわかってた」

「でもさ……」

やっちまえ、とニタニタ笑いながらディランはこぶしを突き出した。なにをやるのか? タイラーが一発キャシーを殴るのか? それともその逆か? こうなるとわかっていたということは、ディランとリサも同じやり取りをしたのだろう。そしてディランは拒否された。その時にディランはどうしたのだろうか、と僕は思った。彼のクソ親父がそうするようにリサを殴ったのか? だからリサにフラレたのではないか? もしそうだとしたら、彼もやはりクズだ。僕だったらそんなことはしない。

いや、どうだろう、と僕は自問した。もしかするとイライラして彼女を詰るかもしれない。モルモンはカルトだ。信仰に行動を制限されるなんて間違ってるし、ダサい。キスまでしておいて二人っきりになって、なのにその先はだめなんて――自分のことは自分で決めるのよ、というママの声が蘇って僕はあわてて目をそらした。ママはダサい。なのにそれに従うなんてママ教を信仰してるようなものだ。ダサい。みんなダサいし、この世界はクソだ。ディランの親父はクソだし、ディランもクソだし、僕もそうだ。

モニタの中で不意に影が動いたので、僕は我に返った。ニタニタと笑っていたディランは目を丸くし、そして今度は細めた。影は太い腕をふるい、華奢なキャシーをひっぱたいた――ように見えた。

ノー。

彼女の口は言っている。声は聞こえない。でも、ノーと言っているのはわかった。しかしテイラーは止まらなかった。タックルをするように彼女を床に引き倒し、押さえつけようとする。

僕たちはふたりとも動けなかった。ディランにいたっては息まで止めているように見えた。モニタの中では黒い影が動いている。テイラーの顔は映っていないが、キャシーが泣き叫んでいるのはわかる。彼女はノーと言っている。ちょっと待ってでも、今はダメでもなく、「ノー」だった。完璧なる拒絶だった。影に押しつぶされながらも彼女は逃げようともがいている。

僕は混乱した。警察に連絡をすべきだろうか。今高校のどこかの機械室で女の子が襲われています。相手は三年生で、襲われている女の子は一年生です――あるいは学校に連絡して機械室を見に行ってくださいと頼む? でも通報したら、僕たちが監視カメラをクラックしたことがバレてしまう。クラックがどれくらいの罪になるのか、僕にはわからなかった。それなら僕が機械室に飛び込んでタイラーの頭に銃弾を打ち込んだほうがいいのではないか?

でも、と僕の頭は否定した。それじゃ間に合わない。それに、僕には銃がない。世界を壊す銃はあるのに、キャシーを救う銃を僕は持っていない。

暴行は五分も続かなかっただろう。僕が我に返った時、モニタの中ではキャシーがうずくまって泣いているだけだった。いつのまにかディランはガレージから消えていた。

 

 

夕食はなんだったか覚えていない。ママになにか言われたような気がするけれど、それも覚えていない。僕はベッドにまっすぐによこたわり、胸の上で手を組んだ。そうしていると棺桶の中に戻ったみたいでこころが落ち着く。部屋は暗く、ママが毎日整えるベッドは少し硬くて冷たい。いつもとかわらない夜だ。今日一日、僕にはなにもなかった。ノートは盗まれなかったし、壁に向かって突き飛ばされたりもしなかった。先生には無視をされ、クラスメイトからは空気のように扱われている。学校にいるとき、僕は壁だ。

何もない一日だった。いつもと――

暗闇が胸を押しつぶしている。こんな時だと言うのに、僕が繰り返し思い出すのはディランの頬に点々とうかぶ傷のことだった。ママがどうしたのと聞いた時は少し引っかいただけだと言っていたくせに、僕にはクソ親父にやられたと告白したディランの顔を僕はどうしても思い出せない。耳を掴んで振り回すと嘘みたいに皮が破れると話す声は笑っていたような気がするのに、表情を思い出せない。あの時、僕はなにも言わなかった。僕はクソで、ダサくて、おまけに壁だった。たった一人の友だちのことも思いやれないクズだった。

息を吸い、僕はついに起き上がった。こんな気持ちで眠れるわけがなかった。階下からは音がする。多分、ママがドラマを見ている。ママの見るドラマはダサい。The Sillicon Valley19をディランと見てたら、そんなものなにがいいんだか、と言っていた。ママはダサいしなにもわかってない。ママの言っていることはちっとも僕を救わない。でも、僕が頼れるのはママだけだった。僕を無視しないのも、たぶんママだけだった。

ラップトップを抱え、階段を駆け下りる。テレビの音が大きくなる。僕は息を吸い、光の中へ帰る。なにも難しくない、こう、切り出すだけだ。ママ、ちょっと相談があるんだけど聞いてくれる? 今日――

 

 

翌日、ディランは学校を休んだ。その次の日は来たが、僕は彼を家におくらなかった。リサに送ってもらうからいいよと少しバツが悪そうに彼が言ったからだ。彼はそして、それから、人さし指を僕に突きつけて、あの話のつづきはSkypeでな、と笑った。僕も笑った。

 

おしまい。

 

[1]ナード:冴えないやつ

[2]ジョックス:人気スポーツのクラブの選手のこと。米国のスクールカーストの最上位

[3]Palo Alto: シリコンバレー北側の都市。スタンフォード大学やハイテク企業の本社が集まる

[4]Mountain View: Palo Altoの南にある都市。Google本社がある

[5]Dyn: ネットワークパフォーマンス・マネジメントサービスやDNS(後述)サービスを提供するアメリカのIT企業。2016年に大規模なDDoS攻撃を受け、米国および一部の欧州地域のネットワークサービスが停止した

[6]DDoS攻撃: 分散型サービス妨害攻撃(Distributed Deinal of Service Attack)とよばれるサイバー攻撃の一種。主に標的とするサーバーに対して複数のデバイスから処理要求を送りつけることでサービスを停止させる。デバイスを複数使わない場合はDoS攻撃と呼ばれる

[7]DNS: Domain Name Systemと呼ばれるネットワークサービス。URLやE-mailのドメイン名とIPアドレスを対応させるためのデータベースで、DNSが停止するとURLからIPアドレスへの変換できないため、接続先が決定できない。このためサービスに接続できなくなる

[8]In-N-Out: In-N-Out Burgerというアメリカのファストフード。マクドナルドより少し高いくらいの値段で、まともなハンバーガーを提供する。三ヶ月くらい住んでるとうまいバーガーだと錯覚するようになる

[9]Bot: DDoS攻撃に使用されるマルウェア(後述)に感染したデバイス。Bot化すると、攻撃開始と同時に特定のサーバに対して繰り返し処理要求を行う。少数のデバイスからでは特定IPからのトラフィックを遮断することですぐに対策できてしまうので、現在では大量のデバイスをマルウェアに感染させてBot化し、DDoS攻撃に使用する方法が主流である

[10]IoT機器:諸々の定義はあるが、インターネットに繋がったデバイスのうちPCとモバイル以外のものをIoT機器ということが多い。スマート家電など。

[11]マルウェア:悪意のあるソフトウェアやスクリプト。コンピュータ・ウィルスなどの直接的にデバイスを破壊するものや、データを盗難するために設定を変更するもの、不正アクセスを行うものなど攻撃のタイプによって様々な種類がある

[12]Mirai: 2016年のDynに対するDDoS攻撃の際に使用されたマルウェア。セキュリティの脆弱なIoT機器をターゲットとして感染する。作者はDDoS保護サービス会社のファウンダーで、敵対企業の攻撃のためにMiraiを作成した

[13]オープンソース:ソフトウェアのソースコードを公開すること。基本的に改変・再頒布は自由だが、ライセンスによっては制約があったりする

[14]ガレージから始める:AppleなどのTechカンパニーがガレージで起業したことを念頭に置くプログラマジョーク

[15]スクリプトキディ:技術のないクラッカー(悪意のあるハッキングをする人)のことを指す蔑称

[16]アノニマス:インターネット上のハッカーネットワーク。初期はインターネットを制限する動きに対してサイバー攻撃とかしていたが、ISILに宣戦布告したりとかもしている。霞が関と間違えて霞ヶ浦を攻撃したとか

[17]Youtube: 動画投稿サービス

[18]LiveLeaks: 匿名のYoutube。不正アクセスしたカメラの映像とか事故映像とかがよく投稿される

[19]The Sillicon Valley: シリコンバレーのスタートアップカンパニーを描いたアメリカのコメディドラマ。下ネタが多い

2018年5月9日公開

© 2018 斧田小夜

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"象"へのコメント 11

  • 投稿者 | 2018-05-23 20:01

    飛び抜けて良かったと思います。読みやすく、こういう話は大好きです。
    枚数をオーバーしていると言っても1500文字くらいは注釈でしたし、破滅派のよくある質問にしたがって満点を付けさせて頂きました。

  • 投稿者 | 2018-05-24 21:41

    現代ノワールという縛りがなければ、青春グラフィティとして楽しく読めると思いました。具体的には、
    ・冒頭のIT成功者への賛辞や憧れっぷりに冴えない少年たちの精一杯の背伸びを感じていじらしくなる。銃の代わりに手に入れるものはプログラム技術でなくてもよく、でっかい車とかでもいいのかなと。
    ・せっかく世界最高レベルのハッキングソースを入手したのに、やることが監視カメラへの侵入という身の丈に合った悪さという子供っぽさ。
    ・最終的解決は大人に頼むしかない無力をちゃんと自覚しているところ。

    筆者の膨大な知識が活かしきれていない気がしました。具体的には以下の点です(あくまでも私見ですが)
    ・IT知識のない人が読んでもすらすら読めるようにするには、注釈が多すぎる気がします。
    ・DDos攻撃の説明が本文と注釈に分散していて全体像が見えにくい。比喩としてあまり合っていない説明(ハンバーガーを全部食べて油まで云々)を挙げた後、正しい説明が来るかと思ったら、あっさりアクセスが殺到するとだけあって消化不良な感じ。細かい説明はなくてもよく、世界中のネットワークが止まったことだけが分かればよいのではと思いました。
    ・ママに相談に行く場面で「ラップトップ」が出てきますが、ラップトップはまだアメリカで使われているのですか?私がラップトップを最後に見たのはまだ20世紀だったような気がします。

    いろいろ書いてしまいましたが、実際は楽しく拝読しました。今後ともよろしくお願いします。

    • 投稿者 | 2018-05-25 09:52

      どうもこんにちは。DDoS攻撃の下りはIn-N-Out書きたかったので無理やり入れましたがやっぱいりませんでしたね。なかったら四千字に収まったんですけど、In-N-Out行きたいな〜
      ところで日本語のラップトップって英語圏のlaptopとは違う意味があるんでしたっけ?ノートPCや2 in PCという意味でのラップトップは米国の高校生の標準装備です。くわえてベイエリアはテック系の人口が多いので家電量販店やスーパーでゲーミングPCやハイスペックPCが買えます。今すぐサーバーを増強したいんだ!みたいな需要があるんでしょうね…

      著者
      • 投稿者 | 2018-05-25 23:47

        回答ありがとうございます。
        やはりIn-N-Out書きたかったからですか。アメリカっぽさが出るからそれはそれでいいんだけど、DDosのジョークと絡めない方が良かったかも。
        ラップトップですが、私の知る限り、日本で使われている「ラップトップ」はいわゆるノートPCのことではありません。WINDOWSすらなかった時代、MSDOSをダム端末で5インチフロッピーで立ち上げていたような時代に、液晶CRTとHDDを搭載した画期的なパソコンでした。重さは10キロくらいかな。
        アメリカの小説とかドラマを見る人ならラップトップで分かるのかもしれないけど、私のような古い人間だと勘違いするかもしれません。

  • 投稿者 | 2018-05-25 00:22

    一文目がとても素敵でした。リズム感ある文章と単語のセンス、適度に散りばめられた直喩などによって、とても雰囲気ある小説だなと感じました。内容も面白く、話の作り方が上手なのだと思いました。

  • 投稿者 | 2018-05-25 23:09

    ディランと僕のそれぞれの家庭環境と背景が二人の言動や考え方の違いにうまく反映されている。登場人物を厚みのある人間として描くためにこれだけの字数を費やす必然性が十分にある。わくわくしながら読んだ。星5つ!

    註による説明はそもそも理解を助けるためのものではなく、「普通の大人には理解できっこない自分たちの世界」を演出するためのギミックであると解釈した。『なんとなく、クリスタル』みたいな感じ。私はITに弱いほうだが、主人公の心理そのものはITの知識がなくても十分に理解できると思う。主人公たちにとっての「銃」は10代の少年にありがちな全能感の象徴であり、それは必ずしも大規模な犯罪として行使される必要はないのだろう。

    強いて難を付けるとすれば、斧田さんはふだんすごく明晰な文章を書くにもかかわらず、今回はなぜか文章の細かい粗が目立った。「ディランほどじゃないけど背が高いとはいえないし……」というくだりで私は「で、結局どっちが高いんだ!?」と一瞬頭を抱えた。いくつかの助詞の使い方、表記ゆれ、「カルフォルニア」の誤記も気になる。読み手が必ずしも注意深く読んだり、文脈から判断したりできるとは限らないので、まずは個々の文を十分に磨いてほしい。

  • 投稿者 | 2018-05-26 14:10

    見慣れぬ単語が頻出するので戸惑うかと思いきや、夢中になって読みました。
    それらの単語も、二人の少年の世界観に浸っていくためにむしろ心地よいものに感じられてくるような、そんな上手さに感服しました。
    「銃」や「世界を人質に取る」ことができるという少年たちの、外へ向かう高ぶりが感じられる饒舌な前半部から、監視カメラを通して目撃してしまったあとの、今度は一気に内面へと向かっていくような寡黙な後半部への連結が、読者をあるべきところに落ち着かせてくれるような気がしました。

  • 投稿者 | 2018-05-26 15:35

    おお、こう来たか!という感じでした。今回のすばらしい所はすでに大猫さんが書かれていますが、設定とか着眼点も毎回「さすがだなあ」と思わされます。特に今回は文体の軽妙さにもおどろきました。ただ、私の乏しい読解力では、ラストの意味がよくわかりませんでした、すみません……

  • 投稿者 | 2018-05-28 12:58

    ITの知識がなくても、ディランたちの感じというのがありあり伝わってきた。確かにこの註に関しても「なくてもよいのではないか」と思ったりはしなかった。普通に物語の中に入っていくことができました。

  • 投稿者 | 2018-05-29 05:12

    くっそ面白い。やっぱ一人称のほうが楽しいわなあ。

  • 編集者 | 2018-05-29 12:34

    スクールカーストや訳の分からない規範を前に、上手く立ち向かえず(立ち向かえる方が稀だと思うが)、それでも他人のソースを使いつつかろうじてネットで風穴を開けた青少年達の物語に痺れた。監視カメラ故にその先に待ってるのが現実と変わらない惨さだとしても。
    コロンバイン高校の事件をモチーフにしている様子が伺えるが、コロンバインの二人もインターネットをやっていた。1999年と2010年代の「彼等」を隔てるものがあるとしたら何だろうかと個人的に考えたりもした。法律、はどちらも破ってるし…。

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