「日本のことばずかん」の最新刊『日本のことばずかん あじ』(講談社)刊行を記念し3月26日に、監修者で辞書編集者の神永曉と校閲者の稲川智樹が辞書について語るオンラインイベント「辞書バナ ~辞書について話したいことがあるんです~」が開催される。

 『日本のことばずかん あじ』は、子どもも大人も楽しめる大好評シリーズ「日本のことばずかん」の最新刊。和歌や文学作品に登場する「味」にまつわる美しい日本語に名画や浮世絵、美しい写真などが添えられた、子どものことばの力を育てるシリーズ「日本のことばずかん」の5作目。

 神永は国語辞典編集者。1956年千葉県生まれ。元小学館辞典編集部編集長。小学館に入社後、37年間辞書編集に携わり、『日本国語大辞典第2版』『現代国語例解辞典』『使い方の分かる 類語例解辞典』『標準語引き 日本方言辞典』『美しい日本語の辞典』などを担当。著書に『悩ましい国語辞典』『さらに悩ましい国語辞典』(単行本は時事通信社、文庫本はKADOKAWA)、『辞書編集者が選ぶ美しい日本語101』(時事通信社)、『辞書編集、三十七年』(草思社)、監修書に『日本のことばずかん』シリーズ(講談社)『おもしろ方言47都道府県まるわかり 小学生のミカタ』(小学館)などがある。「NPO法人こども・ことば研究所」副理事長として活躍し、「辞書引き学習」の講習会や子ども向けワークショップなどを行っている。

 稲川は校閲者、辞書マニア。1993年愛知県生まれ。2015年より講談社校閲部に勤務し、これまでに週刊誌、文芸誌、学芸書、児童書などを担当。イベント「国語辞典ナイト」レギュラーメンバー。共著に『辞典語辞典』(誠文堂新光社)。

 事前申し込み制で会費は、2000円(税込)。定員500名となっている。

 『日本国語大辞典』(小学館)など数々の国語辞典の編纂に長年関わってきた、辞書ひとすじの編集者・神永と、100年の歴史を持つ講談社校閲部に所属し、辞書マニアとして辞書イベントなどでも活躍する稲川は、まさに「言葉」のプロ。SNSで誰もが気軽に言葉を発信する時代に何を語るのか。