佐川恭一による短編「レンタル処女」が発売中の文芸誌「小説新潮2024年2月号」に掲載されている。

 今号では、【特集】「世界は締切でできている」として、創作では佐川の作品のほか、一穂ミチ「月を経る」、中山祐次郎「白昼の5分間 麻布中央病院外科」、横山拓也「ユアちゃんママとバウムクーヘン」、柿村将彦「ヤケクソジャンプ!」、石田夏穂「デッドラインを守れ」が掲載。

 「締切、そのとき私は」として、燃え殻、久保勇貴、石川梵、田根剛、牟田都子のエッセイを一挙。

 また、〈『一夜―隠蔽捜査10―』刊行記念&デビュー45周年記念対談〉として、上田秀人×今野敏「締切は守ってなんぼ、書いてなんぼ」。

 ほか、岩井圭也による新連載「沸点」や、先日「第170回直木賞」を受賞した万城目学による「あの子と休日 後編」など盛りだくさんの内容。

 今年も年始から旺盛な活動を見せる佐川にこれからも注目していきたい。