早川書房から刊行されている世界的ベストセラー、劉慈欣『三体』が文庫化を開始する。
長編SF小説『地球往事』三部作で2008年1月に中国で出版され、中国で最も人気のあるSF小説の一つとなった。2014年には米国でケン・リュウによって英訳され、アジア圏作品として初のヒューゴー賞の長編部門を受賞するなど高く評価された。2019年時点で全世界累計発行部数は2900万部を記録している。
日本語版は2019年7月に大森望の翻訳で早川書房から発売され、『三体II 暗闇森林』、『三体III 死神永生』(上下巻)と三部作の発行部数も85万部を超えるなど日本にも三体ブームが到来した。第一部『三体』は、ハヤカワ文庫SFから2月21日に発売する。
すでにテンセントによる実写版も話題になったばかりだが、3月21日には、動画配信サービスNETFLIXでドラマ配信が開始される。
再び三体ブームが再燃しそうな兆しだ。前回のブームに乗れなかった人もこれを機に本書を手に取ってみてはどうだろうか。
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