東京都国立市谷保にある出版社兼本屋の小鳥書房が「第2回小鳥書房文学賞」を開催。今年9月1日~2024年2月27日までの三日間の連続した「日記」を募集する。
「小鳥書房文学賞」は、2020年にこれから出版を目指す作家と出会い応援すべく、“小さな本屋による世界一身近な文学賞”として創設された。
第1回では「とり」をテーマに短編小説を募集し、応募総数167点の作品から受賞作品12点が選ばれた。その後、受賞作を収録したアンソロジー『本屋夜話「小鳥書房文学賞」詞華集』を同社から刊行している。
審査委員を写真家の金川晋吾、立命館大学大学院先端総合学術研究科教授の千葉雅也、「小鳥書房」創設者であり、店主の落合加依子が務める。また、応援団長として、文京区本郷の本屋「機械書房」店主の岸波龍が参加している。
今回はテーマを「日記」とし、募集期間内の連続する3日間の日記を募集する。受賞者は10名程度を予定。受賞者には賞金5000円と小鳥書房からアンソロジー書籍としての出版を確約する(出版物は小鳥書房名義で出版)。
そのほか、応募詳細は小鳥書房のnoteで確認を。日記と言えば、古来から『土佐日記』など日本文学の始まりからある歴史の長い形態だ。武田百合子『富士日記』(中央公論新社)など現代文学でも名著は多い。ここからどのような作品が生まれるのか、楽しみなところ。
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