さいたま文学館では9月17日から11月27日まで、開館25周年を迎える特別展「開館25周年記念特別展 永井荷風」を開催する。
明治から大正、昭和といくつもの時代を駆け抜けてきた文豪・永井荷風(1879-1959)の作品は、現代で多くの人々を惹き付けている。さいたま文学館は25年前の開館時から、全国でも屈指の規模である「永井荷風コレクション」を所蔵している。また、今年は永井荷風の文化勲章受勲から70周年目にもあたる中で、さいたま文学館では「開館25周年記念特別展 永井荷風」を開催することとなった。
「開館25周年記念特別展 永井荷風」では、「新帰朝者としての荷風」「戯作者としての荷風」「荷風とゆかりの文豪たち」という三つのテーマで永井荷風の生涯と作品を追っていく。また、発禁となった『ふらんす物語』や日記『断腸亭日乗』の原本などオリジナルの資料も展示される。また、「文豪とアルケミスト」サービス開始5周年を記念した関連イベントなども開催される予定である。9月25日には、永井壮一郎(永井荷風令孫)、置鮎龍太郎(「文豪とアルケミスト」永井荷風役)、谷口晃平(「文豪とアルケミスト」プロデューサー)、影山亮(さいたま文学館)らが登壇する記念トーク・朗読イベントが開催される。「文アル」ファンとしても文学ファンとしても楽しめるイベントとなりそうだ。
特別展「開館25周年記念特別展 永井荷風」で9月11日から11月27日まで開催される。開館時間は午前10時から午後5時30分まで(観覧受付は午後5時まで)、休館日は月曜日(但し9/19、10/10、11/14は開館)、9/20(火)、9/27(火)、10/11(火)、10/25(火)、11/15(火)。観覧料は一般210円、高校生・学生100円。詳しくは下記サイトを参照のこと。
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