高橋文樹の小説『大人はゆずってくれない』がアメリカのインディペンデント文芸誌「Gargoyle Magazine 2020」に掲載されることがわかった。本人がTwitterで発表した。

表紙裏の右列、下から6番目に高橋文樹の名前が見える。小説の英題は現時点では不明である。原作小説『大人はゆずってくれない』は、破滅派の2017年8月度合評会で、斧田小夜提唱の「パリでテロがあった」というテーマをお題に制作された作品である。現在は高橋文樹自選掌編集「いい曲だけど名前は知らない」に収録されている。

大人はゆずってくれない

高橋文樹 高橋文樹

破滅派合評会二〇一七年八月参加作品。お題は「パリでテロがあった」。ちょうどパリに行ったばかりで、滞在中にサン=ゼリゼ通りでテロもあったので、記憶を頼りにお題のまま書いた。

「Gargoyle Magazine」は、1976年にラッセル・コックス、リチャード・ピーボディー、ポール・パスカレラらによって創刊された、インディペンデント文芸誌である。休刊期間も挟み約45年の長い歴史の中で、多くの文芸賞を受賞している。多くの著名な作家・詩人と関わっており、レイ・ブラッドベリを始め多くの有名賞受賞作家が寄稿したり、パンク詩人と呼ばれたジョン・クーパー・クラークや、ノーベル賞受賞者のギュンター・グラスが読者になっていた。高橋文樹も今回の掲載により、これら多くの著名作家の列に並んだと言えるだろう。「Gargoyle Magazine」は常に絵、インタビュー、レビュー、詩とフィクションの折衷的な組み合わせであり、テーマごとに様々な表現を読者に提供している。

「Gargoyle Magazine 2020」は近日中に販売開始となる予定である。高橋文樹の今後の更なる活躍と、同じく破滅派同人の飛躍を期待したい。