高橋文樹のSF小説「ラッシュ・ブラッド」が、米文芸誌『Mount Hope』17号に掲載されたことが分かった。

本人がTwitterなどで明らかにした。

翻訳は、数多くの破滅派出身作家の作品を翻訳してきた有志のカメイトシヤ氏が担当した。

「ラッシュ・ブラッド」は、2016年に破滅派第三回SS合評応募作品として執筆されたSF小説である。100年後の未来の様子を、就活における履歴書と絡めて書いた作品となっている。第三回SS合評のお題「1000年後の未来の人がいまの私を語る」を、「100年後の未来の人が」と勘違いして執筆されており、「参加者からボコボコにされた」と語っているが、それも今となっては作品に深みを持たせていると言えるだろう。「Mount Hope」への掲載に際し、英題は「Blood Runs Deep」となり、イラストをHannah Littleが担当した。

文芸誌「Mount Hope」は、アメリカのロード・アイランド州に所在するロジャー・ウィリアムス大学創作文芸学科において学生及び教授が制作・編集している文芸誌で、年二回発行される。

今後とも、高橋文樹と破滅派同人、また翻訳を担当しているカメイトシヤ氏の活躍と躍進に期待したい。