日本文学振興会主催の第159回芥川龍之介賞・直木三十五賞の選考会が本日行われ、平成30年上半期の受賞作が発表された。

芥川龍之介賞は高橋弘希「送り火」が選出された。高橋弘希は2014年に「指の骨」で第46回新潮新人賞を受賞している。芥川賞には過去4回ノミネートされており、5回目のノミネートにして受賞を果たした。

直木三十五賞は島本理生「ファーストラヴ」が選出された。島本理生は都立新宿山吹高等学校在学中の2001年に「シルエット」で第44回群像新人文学賞優秀作を受賞し小説家デビューした。これまで芥川賞・直木賞両賞にのべ5回ノミネートされていた。

群像6月号に掲載され高い評価を得つつも内容の剽窃疑惑があり議論を巻き起こしていた北条裕子「美しい顔」は芥川賞受賞を逃した。