太宰治が誕生し、そして遺体が見つかった節目の6月19日に、東京都三鷹市の禅林寺で桜桃忌が行われ、青森県五所川原市の芦野公園で太宰治生誕祭が開催される。

太宰治(本名・津島修治、1909~1948)は今から109年前の明治42年(1909)6月19日に金木村で誕生した。その生誕の地である金木村は現在は五所川原市となったが、現在も太宰治ゆかりの地が多く残り、文学ファンに親しまれている。

6月19日は太宰治の誕生日であるが、太宰が愛人山崎富栄と6月13日に入水自殺した後に死体が上がった日でもあり、偶然にも日付が重なっている。この事から両方を合わせて桜桃忌と称されている。

6月19日、東京都三鷹市の禅林寺にある太宰治の墓の付近では桜桃忌が行われる。毎年多くの文学ファンが集い、その激しい生き様を悼んでいる。太宰治の墓は、生前尊敬していた森鴎外の墓の向かいに作られている。

芦野公園で開催される太宰治生誕祭では、太宰治作品の朗読や、太宰の好物であったサクランボの献上が行われる。偉大な文豪の業績を思い返す式となりそうだ。また、芦野公園は花の名所としても知られており、こちらも見逃せない。

太宰治の桜桃忌・生誕祭は6月19日に開催される。詳しくは下記サイトを参照のこと。