神奈川県鎌倉市に所在する鎌倉文学館では、明治時代の数々の文豪と、彼らによる当時の文学の成立を扱った特別展「明治、BUNGAKUクリエイターズ 高橋源一郎『日本文学盛衰史』より」を7月8日まで開催している。

明治維新により時代が激しく移り変わり、文学においても近代的自我に触れる西洋小説への出会いが発生した。その様な中で、明治時代の文豪たちは模索し苦悩しつつ、どのように自らのテーマや作風を築き上げていったのか? 現代にも繋がるこれらのテーマを、小説家・高橋源一郎氏の小説「日本文学盛衰史」を元に、特別展「明治、BUNGAKUクリエイターズ 高橋源一郎『日本文学盛衰史』より」が解き明かしていく。

扱われている作家は二葉亭四迷、森鴎外、石川啄木、島崎藤村など、多くの人が知っていてまた一癖も二癖もあるような人物である。貴重な資料を基に、彼らは明治と言う激しい時代と文学にどのように向き合っていったのか、文学ファンとして目が離せない特別展となりそうだ。また、開催期間中は数々の講演会や解説講座なども予定されている。こちらに参加すればより深く明治の文学者たちの世界へ迫れるだろう。

特別展「明治、BUNGAKUクリエイターズ 高橋源一郎『日本文学盛衰史』より」は鎌倉文学館で7月8日まで開催。詳しい情報は下記リンクを参照のこと。