東京都練馬区に所在する石神井公園のふるさと文化館分室では現在、特別展「宮沢賢治 ―友情のかたち」を7月1日まで開催中である。

岩手出身の作家、宮沢賢治(1896~1933)はその短い生涯の中で様々な人との関りを持った。親戚・友人関係のみならず、学生時代に参加した同人「アザリア」や、盛岡高等農学校時代の生徒たちとの関り、詩人草野心平との手紙による関係などを通じ、多くの人々の記憶に残っている。特別展「宮沢賢治 ―友情のかたち」では、そんんな様々な友情・人間関係を扱いながら、人との関りを通じて垣間見る宮沢賢治の魅力に迫っていく。

会期中は、直筆原稿や書簡、周囲の人々による資料、宮沢賢治を原作にした紙芝居の展示などが行われる。また、宮澤和樹氏による親戚から見た賢治に迫る後援会や、自然天文を愛した宮沢賢治にちなみモバイル・プラネタリウムの上演なども行われるので、こちらも宮沢賢治ファンとしては目が離せないだろう。宮沢賢治の新たな一面に迫れる特別展となりそうだ。

特別展「宮沢賢治 ―友情のかたち」は、東京都練馬区石神井公園内ののふるさと文化館分室で7月1日まで開催される。詳しい情報は下記リンクを参照のこと。