岩手県が誇る文学者宮沢賢治の命日を記念する「賢治祭」が、9月21日に岩手県花巻市の「雨ニモマケズ」詩碑広場で開催される。

数多くの児童文学や小説で知られる宮沢賢治が、肺病によりその苦難に満ちた生涯を終えたのは1933年9月21日であった。この日を記念し、毎年9月21日に、戦前から設置されている「雨ニモマケズ」詩碑の広場にて「賢治祭」が開催されている。

賢治祭では、まさにその場所にある「雨ニモマケズ」の朗読に始まり、作品にちなむ歌の合唱、研究家による講演、朗読会などが行われ、宮沢賢治と彼の作品世界をより深く楽しむことが出来る。また、一旦閉会後は、座談会が開催され、晴天ならばかがり火と美しい夜空を眺めながら各々の賢治像について語ることも出来る。「賢治祭」は宮沢賢治が創造したイーハトーブのまさに中心でより深く宮沢賢治に触れられるまたとない機会となるだろう。

「賢治祭」は岩手県花巻市の「雨ニモマケズ」詩碑広場(雨天時は花巻市立南城小学校)で9月21日午後4時から開催される。詳しい情報は下記サイトを参照のこと。