千里眼でも手品でもないから、ただそれじゃ、かげもかたちも
今更気付いてももう遅くて、どうにもならないような事がある。
弧を描いて塞ぐ 白地に光を無駄に注ぎ褪せるまで
挨拶状
鏡面の湖に私だけが浮いている絵葉書
ベールを被った少年時代が地平に開いた踏み段を、踊り場を飛び越える。まどべに灯りはあり、呪縛のよう箱庭あり、手招く辺り。
統合失調症の僕が体験した幻覚や幻聴を文章にしました。
明治〜昭和あたりを意識した大阪での心中の散文詩です。
しおからい うみから ぎょうこうを みています (この胸に腹にそっとおさめる) ―― 海宙光芒
含ませるほど散漫で幅も厚みもない、ただ奇麗に並んでって
雷が鳴って。雷が鳴って。何か壊れて。また壊れる。
詩です。とある公募の落選作です。
傷だらけの溝に埋まる、正体を、君と名付けて見ようとした。
クーラーが効いていない教室から、元気なサッカー部の声が聞こえる。
脇道から逸れ和やかな場所へふと帰り着く。そんな、ひとたびのこと。
どうにもならない物をよく人は嫌うのですね。例えばもうどうにもならない現実やら、自分の才能やら。そんな物は誰でも嫌いでしょ?
しょうじのあな
雨が降ってしまえば、全てが消える。そんな事を思ってしまう事がある。