物語の鍵と錠前を握る、冷酷者たる男の日記。
雨降りの深夜に、今日という包み紙に包んで男が捨てた、全ての物。
市販の宝の地図にあった、秘密の抜け道を駆け出した彼。
赤い外壁、冬の散歩道、処刑人の休日。
引き攣る右足、駆ける左足、止まらない好奇心。
サイコパスは、神と同じ。隷属を望む、人間の見た夢。
僕の知らない場所で、僕のために捨てられた手紙。
空を憎む鳥は、一体どんな高さを羽ばたけばいい
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