「文学フリマ東京39」が新会場となる東京ビッグサイト西3・4ホールで来年冬に開催されることが11月3日に、アナウンスされた。

 文学フリマは、「文学のための開かれた『場』を目指すイベント」として第1回から入場無料で開催されてきた。

 「さらなる文学の輪の拡大を目指して、文学フリマ東京39は新たな会場を利用して開催します」としてビックサイトでの開催を報告。

 近年では全国的に出店数、来場者数が増加。とくに、東京では11日に行われる「文学フリマ東京37」の参加数も過去最大の1843出店となっている。公式サイトによれば、これらの問題に対応するため、入場無料の維持が「文学フリマ東京」では困難になり、「文学フリマ東京38」から一般来場者の入場を有料にするとしている。

 入場料金は1000円(税込)。購入方法などは決まり次第発表される。なお、東京以外の「文学フリマ」は入場無料のままという。

 「文学フリマ東京37」もいよいよ今週末に迫ってきてのアナウンスで筆者も驚いた。最近は確かにブースの数が多く、回り切れない等、利用者の不満の声はよく聞いた。盛況であることは喜ぶべきだろう。

 そして、破滅派は新刊「破滅派Vol.20」を頒布する。今回は「ロスジェネの答え合わせ」として就職氷河期世代にスポットを当てた創作、鼎談、年代表などが掲載されている。東京では無料で入場できる最後の機会。ぜひ当日は、東京流通センター第一展示場のブースM-25/26に足を運んでほしい。