月刊誌「短歌研究」創刊90年を記念したリアル&配信イベント「アイドル歌会@2023春のうた日和」(主催=短歌研究社)が5月24日、池袋・ミクサライブ東京「シアター・ミクサ」で開催される。

 2021年のサラダ記念日(7月6日)に開催した第1回から2年、今回で11回目。今回の出演は、私立恵比寿中学・真山りか、虹のコンキスタドール・岡田彩夢、女子プロレスラーでアイドル、アップアップガールズ(プロレス)の渡辺未詩、そして、アイドルグループは卒業したものの、短歌への情熱を持ち続ける宮田愛萌が、「研究員」という立場で参加。

 選者として、俵万智、笹公人、「短歌研究」編集長の國兼秀二が登壇。ニッポン放送アナウンサー吉田尚記が司会を務める。

 俵万智『サラダ記念日』が280万部のベストセラーになり、空前の短歌ブームから30余年。再びブームになりつつある今、短歌を披露しあう「歌会」をコンセプトに歌を持ち寄り、自分たちの〝推し〟の歌を鑑賞し合う。

 2022年9月には初の歌集『アイドル歌会公式歌集1』(講談社)を発売。イベントで生まれた歌を、トークの再現と共に収録して話題となった。

 イベントは二部制で「第一部 アイドル歌会」では、由緒正しき「歌会」の作法に則り、アイドルが自作の短歌を持ち寄る。まずは作者の名前を伏せて、アイドルも、ファンも、出された短歌のどんなところが好きか、胸にキュッと刺さるか。解釈・鑑賞をして、よいと思った短歌に投票。

 「第二部 思いよ届け! 念力付け句大会」では、アイドルが半分作った短歌を、ファンたちみんなで完成させるファン参加型。アイドルが作った上の句に、ファンたちが下の句をつける。または、アイドルが作った下の句に、ファンたちが上の句をつける。会場と配信の視聴者が、Twitterでアップした付け句をリアルタイムで紹介する予定。

 会場チケットはすでに完売。13日から配信チケット(税込2750円)が発売中。