新潮2017年5月号
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トップ扱いの創作は旦敬介「アフリカの愛人」(180枚)。主人公K介と元難民のアミーナによる2人の逃避行を描いた作品とのこと。
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先ごろ川端康成文学賞を受賞したばかりの円城塔の新作「種字」も。川端賞受賞作につづき、文字をモチーフとした小説のようだ。
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ほか創作に森内俊雄、柴崎友香。
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松家仁之の連載小説「光の犬」は今号で完結(全21回)。
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エセーに岡室美奈子、坂本伸二、柞刈湯葉、林雄司、山元卓卓。
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対談は、筒井康隆×松浦寿輝「小説家の名誉と恍惚」と宮部みゆき×津村記久子「理不尽な世界と人間のために」の2本。前者に関連して、松浦による筒井短篇50選も掲載。
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評論では、椹木野衣と上田岳弘がそれぞれ村上春樹『騎士団長殺し』について論じている。平野啓一郎による古井由吉『ゆらぐ玉の緒』評も。
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2月に逝去した映画監督・鈴木清順への追悼文を矢作俊彦が。
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前田英樹の連載評論「批評の魂」が最終回を迎えた(全16回)。
文學界2017年5月号
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第122回文學界新人賞を発表。沼田真佑「影裏」の全文と選評が掲載されている。
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創作に二瓶哲也「墓じまい」。
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評論には酒井信「吉田修一論」の後編。
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特集は「村上春樹『騎士団長殺し』をめぐって」。小山鉄郎、佐々木敦、鈴村和成、山崎ナオコーラが寄稿している。
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評論・エセー等、新連載が今号から一挙に4本スタート。俵万智「牧水の恋」、御厨貴「御厨流政治道場」、栗原康「執念深い貧乏性」、藤崎彩織(SEKAI NO OWARI)「読書間奏文」。
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ほか、エセーに前野健太、布施英利、星野太、瀬田なつき、長谷川町蔵。
群像2017年5月号
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堀江敏幸「二月のつぎに七月が」が連載スタート。食堂で働く女性と常連客との微妙な距離感を描いた小説の模様。
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創作に海猫沢めろん、太田靖久。
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エセーに梯久美子、中島たい子、東浩紀、こだま。
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松浦寿輝×大澤真幸による対談では、「オランダ」「バロック」「ルソー」の3つのキーワードをもとに近世を語っている。
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他誌同様、村上春樹『騎士団長殺し』評も。こちらでは清水良典が論じている。
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2月に逝去した林京子について、加賀乙彦、三木卓、神野俊文、平野啓一郎の4人が振り返る追悼特集も。
すばる2017年5月号
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佐川光晴の新作「日の出」が連載開始。舞台は日露戦争後の石川で、徴兵逃れを企てる少年についての小説。
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綿矢りさの「意識のリボン」は幽体離脱をモチーフとした意欲作。
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評論では、加藤典洋による「『水死』のほうへ ― 大江健三郎と沖縄」が注目。1970年の『沖縄ノート』が裁判沙汰になったことで大江の作品にどのような影響が出たのかを論じている。
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小野正嗣はダルデンヌ兄弟についての評論を。
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角田光代×トミヤマユキコの対談「いま、ここで生きていく」は元ワセジョの2人による早稲田大学での対談。
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村田喜代子が尾崎翠について語った講演の模様も。
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恒例の海外作家シリーズは、今号では2人を紹介。スコットランドのアグネス・オーエンズとモザンビークのミア・コウトの作品が掲載されている。
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エセーにモブ・ノリオ、秋草俊一郎、Azumi。
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林京子の追悼特集として、島村輝と関口涼子が寄稿。
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佐々木敦による新連載「アートートロジー」は、2017年の視点でアートを再定義する試み。
文藝2017年夏季号
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橋本治の新連載「落語」シリーズがスタート。
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現代アート作家のミヤギフトシによる初の小説「アメリカの風景」も話題。
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ほか創作に辻原登、中原清一郎、岸川真、中山智幸、早助よう子。
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すっかり売れっ子の植本一子による日記「24時間365日」も連載開始。
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山内マリコの連載「選んだ孤独はよい孤独」は今号で完結。
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ほか、赤坂憲雄×小森陽一による対談も。
以上、2017年4月発売の5誌について概観をお伝えした。
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