梅ヶ谷雄太『ハードコア・テクノ・ガイドブック インダストリアル編』が、この度パブリブより発売されることがわかった。

2019年5月に髙井ホアン著『戦前反戦発言大全』『戦前不敬発言大全』を刊行するなどしている有名出版社パブリブだが、『デスメタルアフリカ』に始まる「世界過激音楽」シリーズなど、世界の極限音楽やメタル、テクノなどの音楽ジャンルについての本も数多く出版しており、どれもファンから高い評価を得ている。今回、パブリブの「電子音楽解説」シリーズの第4巻目として、梅ヶ谷雄太『ハードコア・テクノ・ガイドブック インダストリアル編』が出版されることとなった。

『ハードコア・テクノ・ガイドブック インダストリアル編』は、7月に発売されたオールドスクール編の続編となる。ハードコア・テクノのサブジャンルとして多くのファンを獲得している「インダストリアル・ハードコア」についてそのルーツに迫っていく内容となっており、オールドスクール編に続き様々なバンドの紹介やインタビューが掲載される。ドラムンベースやスピードコア、フラッシュコアなどのジャンルについても章が割かれており、オールドスクール編と合わせてハードコアテクノを俯瞰するに相応しい内容となっている。加えて国内のハードコア・シーンの発展に注目した「日本ハードコア史」なども加わるなどの盛りだくさんの内容で、前巻より32ページ増の304ページと言う大著とながら、オールカラー2700円と言うお買い得な値段に抑えられている。オールドスクール編と合わせて、テクノと言うジャンルを知るため、また現代に至るハードコア・テクノの系譜を学ぶ意味でも、手放せない一冊となるだろう。

梅ヶ谷雄太『ハードコア・テクノ・ガイドブック インダストリアル編』は、11月10日前後より出荷され、11月中旬には全国書店、Amazon、CD・レコードショップなどで販売されるとみられる。価格は税抜2700円。詳しい情報は下記リンクも参照のこと。