梅ヶ谷雄太『ハードコア・テクノ・ガイドブック オールドスクール編』が、この度パブリブより発売されることがわかった。

2019年5月に髙井ホアン著『戦前反戦発言大全』『戦前不敬発言大全』を刊行するなどしている有名出版社パブリブだが、『デスメタルアフリカ』に始まる「世界過激音楽」シリーズなど、世界の極限音楽やメタル、テクノなどの音楽ジャンルについての本も数多く出版しており、どれもファンから高い評価を得ている。今回、パブリブの「電子音楽解説」シリーズの第3巻目として、梅ヶ谷雄太『ハードコア・テクノ・ガイドブック オールドスクール編』が出版されることとなった。

『ハードコア・テクノ・ガイドブック』は、その多岐に渡るサブジャンルを紹介するため、複数巻に分けて出版する事となったという。著者は以前『ブレイクコア・ガイドブック』上下巻を出した、Murder Channelの梅ヶ谷雄太である。

第一巻となる『ハードコア・テクノ・ガイドブック オールドスクール編』では、90年代前半に巻き起こったハードコア・テクノのムーブメントを作り上げたパイオニア、アンダーグラウンドでハードコア・テクノを支えたアーティストや、ハードコア・テクノに新たな側面を付け足してサブジャンルの発展に関わったアーティストなどを扱っている。また、UKハードコアやデジタルハードコア、「Rave」ミュージックについても詳細に解説している。更に、世界的に著名なアーティストへのインタビューや、レーベル、サブジャンルについての解説などコラムを満載した、272ページ・フルカラーの大著に仕上がっている。テクノと言うジャンルを知るため、また現代に至るハードコア・テクノの系譜を学ぶ意味でも、手放せない一冊となるだろう。また、続編の『インダストリアル編』についても、既に出版が近付いているとのことである。

梅ヶ谷雄太『ハードコア・テクノ・ガイドブック オールドスクール編』は、7月12日前後より出荷され、7月中旬には全国書店、Amazon、CD・レコードショップなどで販売されるとみられる。価格は税込2530円。詳しい情報は下記リンクも参照のこと。