11月22日に開催される第三十一回文学フリマ東京。気になる破滅派の動向や如何に?

今回の文フリ東京では、破滅派はカ-23〜24『オルタニア』ブースの一部を借り、出展することとなった。カ列は、一般来場口から入って右方向にしばらく進んだ地点にある。

破滅派は今回、ブースへの参加登録を忘れてしまったのだが、ここで同人の波野發作氏が助け舟を出してくれたため、文フリ不参加を避けることが出来た。そして今回発売される、「紙の破滅派」のテーマは、「失われたアレを求めて」となっている。コロナウイルス、BLM、香港問題などなど、あらゆる潮流が激変するこの2020年の節目に、破滅派が送る物語である。判型は「モロゾフ入門」に続き破滅新書として新書版を予定しており、電車の中でも華麗に読めるデザインとなっている。この破滅新書の今後の展開にも目が離せない。

気になる目次や参加メンバーは以下の画像の通り。

お気に入りの作家や、気になる作品は存在するだろうか。様々な作風と解釈が混在しつつ、一つの「失われた」ものを探る試みは、きっと終いには読者をも巻き込んでいるだろう。是非会場でお買い求めの上、破滅派の送る「失われたアレ」の物語を読んで欲しい。

肝心のコロナウイルスが第三波となりつつある問題もあり、文学フリマ東京の動向も注目されているが、開催された暁には、破滅派同人も参加予定である。誰と会場で会えるか、こちらも楽しみな所である。またもちろん、ブースを貸していただいたSFサークル『オルタニア』への感謝も尽きない。他にも、破滅派同人が参加している他文芸誌もそれぞれのブースで販売される予定なので、是非当日までにチェックを済ませておこう。

今回の文フリも成功することを祈りつつ、11月22日を待ちたい。第三十一回文学フリマ東京は、11月22日に東京流通センター・第一展示場で開催。下記サイトなども参照のこと。