小澤みゆき氏の個人出版レーベルである「海響舎」より、インディペンデント文芸誌『海響1号 大恋愛』が6月に出版されることが分かった。

昨年、イギリスの文豪ヴァージニア・ウルフの「かわいい」側面に着目した、小澤みゆき氏の同人誌『かわいいウルフ』が話題となった。小澤氏はその後更に構想を発展させ、個人出版レーベルとして「海響舎(かいきょうしゃ)」を立ち上げている。そして、その第一号として『海響1号 大恋愛』が出版されることとなった。

『海峡1号』は「恋愛」をテーマとしている。この重大なテーマに対して各方面から寄稿者が募られていたが、破滅派に所属している谷田七重と大猫も小説を寄稿している。この他にも、現在25名の寄稿陣により評論やエッセイなどが掲載される予定であるという。様々な作家の「恋愛」観を一様に集めた濃厚な一冊となりそうだ。

『海響1号 大恋愛』は当初コミックマーケットや文学フリマでの頒布を目指していたものの、コロナウイルス騒動により中止となった。そのため、編集期間を延長し、6月の発売に向け仮予約を行っている。また、ISBNと書籍JANコードを取得しているため一般書籍としての取り扱いが可能であり、取り扱い書店やコラボなども募集中であるという。詳しい情報は下記リンクを参照のこと。