司法取引の結果、日本最高のAGI(汎用人工知能)が収容された施設に単身突入させられたユーリ。理由はよくわからないが、不法移民であるユーリだけがこのミッションを達成できると、トランシーバーの向こう…
画に狂える老人――その名は卍。天保から嘉永にかけて、卍と名乗る一人の天才絵師がいた。 ――かつての葛飾北斎である。卍と応為は逃げていた。もう何度目になるだろうか。〔引っ越し〕という建前の所謂夜…
数年ぶりに娘の「シャホ」が帰ってきた。恋人の「マキセキ」を連れて・・・・・・。 シャホの父親の「ゴーシ」は父娘の水入らずを邪魔するマキセキを疎ましく思うが、久しぶりの家族での食事会はシャホの主…
2024年5月合評会参加作品。詩を書いていたキモオタの青年がもう一回立ち上がるために、治療の夢を見る話です。叫んでるかなあ。部屋で叫んでます。
サイコパス風な「僕」と高田真美と先輩。中二病と死とほんのり暴力が漂うほろ苦い青春物語。
『地球上すべての顧客の満足――サティスファクションに貢献する』というミッションを掲げる超巨大eコマース企業・ヘルメス。ヘルメスの日本法人に勤めるエンジニア・音羽芽衣は、東アジア最大を誇る物流倉庫…
あなたは他人の真面目さを呪ったことがありますか?
0 商店街の隅にある古書店の、棚と棚の間を、色黒の肌をした白髪の男が静かに分け入った。映画に出てくるような洒落た店でも、小説の様に美女の店員が鎮座するような古書店でもない。白い天井も鼠色の書架も…
テーマがテーマだったので勝手にDbDの新キラーを考えたらこうなりました。
破滅派21号「ノワール」応募作。
避暑地の高原にある有名建築家の自邸で家事手伝いとして働くことになった軽戸樹里亜だが、山中では熊の被害と思われる死者が出ており、不穏な空気が忍び寄っていた。
この話の語り手と聞き手の名前が出てこないのは、筆者的にどうでもいいからだ
一日が暗くなる。全てが暗くなる。暗くなる。
ほらテクスチャの剥がれた外観からはみ出す。これら頑なな痕跡が
2024年4月、名探偵破滅派参加推理。課題図書は松城明『観測者の殺人』
2024年4月名探偵破滅派『観測者の殺人』参加作品。本書へのネタバレを含むので、未読の方は注意されたし。
今回も難しかった。 名探偵破滅2024年4月課題作品『観測者の殺人』
優雅な黒蝶の一種なのです。と、いつからかわからないけれどもね