BBAはなぜ通報するのか。― ジャイロのミニカー乗りの事例を鑑みながら ―

しょうだまさとも

評論

4,975文字

学術論文: BBAはなぜ通報するのか。― ジャイロのミニカー乗りの事例を鑑みながら ―

 

ジャイロキャノピー/ミニカー登録車両

 ミニカー登録車両は車幅もありますから、交通の流れを妨げる様な走り方をしていては社会の迷惑です。スムーズで無理のない加減速、マナー、乗り手のスキルが求められます。

世間様一般からみれば、ジャイロのミニカー乗りなぞ圧倒的少数派、小賢しい脱法ちゃっかり野郎(便所蟲/ハエ)ブィィイイ~~ンの案配でしょうから、ミニカー乗りは特に徹底したマナー管理と道交法厳守、譲り合いの精神が求められます。

 

警察官からしても天下りの警備会社ならともかく、市井のチンピラ自家用ジャイロ/ミニカー乗りが目障りなのは想像に難くない。ノーヘルや30キロ超過の走行に対して当職が停車を求める事には明らかに合理的な根拠が認められます。正当な職権の行使です。職務質問には協力しましょうよ。停められて当たり前なんです。自分で乗っていて思いますが、ジャイロのミニカー仕様は怪しいんですよ。ノーヘルだと尚更!暇なBBAに通報されて然るべき乗り物です。

 

拡幅車両の無理筋なすり抜けは危険ですから止めて下さい。交通安全のため、ヘルメットを被りましょう。

 

とはいえ、本当に便利な乗り物です。

で、よくよく検討した結果…、、、20160330

 

□ジャイロのミニカー乗りにかかる外形的な事象、すなわち時速30キロ制限の”速度超過”、および”ノーヘル”、”フェンダーから輪距(トレッド)のはみ出し”の疑いにかかるBBAの通報については社会通念上、”合理的に疑いをはさむ余地”の存在が明らかに認められるところであって、 ∴市民の権利(義務)としての通報は合法的な振る舞いといわざるをえず、たとえそれが暇なBBAであったとしても同じ事である。

 

□警察庁および各都道府県警察本部によれば、両面テープ等簡素に取り付けるタイプの反射材、および反射テープの類の”位置”や”色”について、客観的に記述された目録に合致するか否か”これを厳密に当てはめて取り締まりの対象にする事はない”との見解の開陳事実がWEBのアーカイブなどの記述によって確認できる。それは、交通安全の用に供する目的に従った市民の自主的な取り組みである事から、官憲としてこの善意を阻害する事は合理的な根拠に欠くものと思料される。

 

□しかしだからといって、現場の警察官の個別具体的な取り締まり(職務権限)自体を棄却する根拠とはならない。しかも、我が国警察官の”合理的な疑いをはさむ余地”に基づく職権の行使については、正当な職務権限として”ひろく認められている”事から、それがたとえ”交通安全の用に供する”目的に従った市民の取り組みだとしても、取り締まりを受ける可能性が無いとはいえない。況やBBAは交通弱者(歩行者)として”違法な反射材がまぶしい”と言いがかりを付けるかもしれないのだ。∴前方の赤色反射、後方の赤色以外の反射については撤去する事が望ましい、との結論に達した。

 

□ルーフ上の風車LEDについては、キ☆★イの弥七よろしく家族に泣かれた笑われた訳だが、強力両面テープといえども雨風の影響に依りて風圧に耐えず脱落のおそれあり、円滑な交通を阻害する可能性がある事から、かかる合理的な根拠に基づいて”これを撤去する事が望ましい”との結論に達した。

 

結論、すなわち論理的帰結: BBAは悪くなかった。

 

学術論文: BBAはなぜ通報するのか。― ジャイロのミニカー乗りの事例を鑑みながら ―

 

序論

BBAとは何か。この有史以来の最大の謎に迫るのが、本稿の論旨である。
弱肉強食の、野生の生物の世界において、BBAは不存在(1986※町田)である。ならば、BBAという存在こそが人類の培った知性のなせる業であって、人の営む社会の所作、とりわけ人類の知性が織りなした副作用の産物なのかもしれない。

※Coalmann hypothesis / コーマン予想(MACHIDA, Tadashi. 1986)

BBAに通報されては迷惑である。このBBAという生き物の振る舞いに、全人類は多大なる迷惑を被ってきた。BBAは連鎖し、社会に甚大なる影響を及ぼす。そしてその迷惑は、人類の営みからうみ出される成果物に付随した所産、かかる営みから排出される一種のガス抜きの様なものであって、それはおそらく人類の英知の結晶のかけらであり、なるほど社会の落ち度である。しかしだからといって、節度を欠いて増長したBBAを野放しにして良い事にはならないのであって、すなわち”BBAを制する”ものこそが、この、人の営む社会の理を制するといっても過言ではないだろう。

そこで本稿では、BBAとの共生(Win-Win)にかかる均衡を、経済/経営学的見地から論証したい。殊に数理的帰結/論理の力に立脚した理論の筋道を探るものである。

またジャイロのミニカー乗りの事例に際しては、個別具体的な行政/法学を検証したい。

 

1.BBA定義性向

本稿で言及するべき所謂”ババア”(以下、BBAと称する)という生き物の定義は、何も女性に限るものではありません。この定義については個人や性別を特定するものでは無く、それは、この社会の抱えた問題の性質を抽出して、遡及的すみやかに論考する際の停止条件として定義され、すなわち演繹的な論考を合理的に説明するための擬人的な定義としての存在です。

最近では従来のBBAの性質を有する若い男性らが増えており、馬鹿で性格が悪い、あるいは軟弱(所謂”女の腐った”)なのに好戦的、という如何わしい人間が著しく増加の様相を呈し、人の営む社会の害悪となっている感は否めません。ならば”どの様に害が及ぶのか”という事が重要でしょう。

このBBAという生き物の性質については”節度がない”の一言に集約されると思います。振る舞いに品を欠き、礼節を欠き、自覚を欠いて、身の程を弁えません。教養に欠いており(本能>理性+知性)、内向きのコンプレックスが強く、勝手に憎悪を”メラメラ”増幅させる点が特に有害な生き物です。

例えば、企業の営みに対する害悪が挙げられます。BBAの集団は派閥に分断されカルトと化し、大卒管理職よりも偉そうに振る舞い、憚らず権限を掌握します。いつのまにかBBAの序列が浸透、何でもないBBAが幅を利かせ、誰も注意できません。

斯様に”身に覚えのある”会社さまは多いと存じます。企業のガバナンスが阻害され、マネジメントを逸して競争力を減退させる原因となっている事例が散見される訳です。この泥沼のデフレーション(循環)構造こそが、BBAの正体性に他なりません。∴”BBAは公害”という事※で過言ではないでしょう。この厳然たる事実については、合理的に疑いをはさむ余地が無い確信に満ちている。

※BBAすなわちババア悪循環(2016 町田)

ならば、このBBA悪循環の構造に組み込まれた因子を洗い出して如何に修正パッチをインストールするか、という命題が浮かび上がってきます。BBA(インセンティブ/モティベーション)の円滑な均衡に向けて、ひとつの”解”を提示できれば幸いです。

 

2.BBAはなぜ通報するのか – 暇人の嗜(たしな)み –

さて本稿の主題は”BBAがなぜ通報するのか”という事です。このメカニズム(インセンティブ/モチベーション)について検証を行いたく存じます。この場合、生き甲斐を見失ったBBAという生き物が、すなわち暇人(BBA≒暇人)という前提で論考を展開します。要は、暇だから通報するのでしょう、という事です。孤独な暇人は、反社会的傾向を帯び、楽しく遊んでいるジャイロのミニカー乗りが疎ましいのではないでしょうか。

 

□BBAは、生き甲斐を見失っている。

□BBAは、暇である。

□BBAは、他人が疎ましい。

 

□BBAは、”好き放題やらせておく”とエスカレートする。

 

□”誣告”は”反訴”するべきである。

三輪の自動車の区分の見直し(特定二輪車)

参考資料:警察庁ドメイン※PDFファイルへ直リン(http://www.npa.go.jp/koutsuu/menkyo23/5_sanrinsya.pdf
すなわち”道路交通法では50cc (電動機の定格出力0.6kW)以下の排気量を有する所謂”原付一種”および”ミニカー登録車両”以外、以下の4条件に該当する場合は「特定二輪車」としてバイク扱いになった、という事!
この改正により、特定二輪車として以下の4つの停止条件が付与されたものである。

□3個の車輪を備えている事 ∴ジャイロ該当

 

□車輪が中心線に対して左右対称の位置に配置されている事 ∴ジャイロ該当

 

□同一線上の車軸における車両の接地部中心点(※輪距)を通る直線の距離が460ミリメートル未満である事 ∴ジャイロ該当、但しミニカー非該当

⇒ 原付ミニカー登録の要件:輪距500㎜以上、原動機50cc(電動機の定格出力0.6kW)以下の排気量

⇒ 2stキャノピー(FA02)のノーマル状態の輪距は430ミリ∴輪距の変更が無いボア・アップ(50cc超:従前トライク)車両は該当※この場合、排気量に応じた二輪免許が必要!

 

□車輪及び車体の一部を傾斜して旋回する(※スイング)構造を有する事∴ジャイロ該当
ジャイロの場合、この改正により:
⇒ 輪距460ミリ以上

⇒ 原動機50cc(電動機の定格出力0.6kW)超

 

上記⇒二点の停止条件を満たす場合、道路交通法上、トライク(側車付き軽二輪、あるいは側車付二輪)として扱われ、高速も走れます。しかし51ccの三輪車で高速道路を走るには無理があります。このセグメントが優遇されている様にみえるのには理由があって、外国の貿易当局からの政治的圧力(所謂”外圧”)があったそうです。※道路運送車両法では125cc (電動機の定格出力1.0kW)以下の原動機を備えた二輪車は原付二種としてセグメントされ、高速道路の通行は不可となる。

トライクになると、三輪自動車の法律(道路運送車両法)により、輪距(トレッド)のフェンダーからの”はみ出し”(所謂”ハミタイ”)は責非合法
※この点をミニカー(のジャイロ)と混同し、誤解する官憲が多く、問題になる様だ。
だが、この現場の誤解を責めるのは如何にも”酷”だというものである。斯様にして無実(ファクトとエビデンス)をユーザー側から挙証する必要に迫られており、ユーザーも可哀想だが、おまわりも可哀想^^; 現場の苦労に配慮が無い、如何にも御上然とした”お役人様”の考える事はどうも使い勝手が悪い。そりゃそうだ、現場では真面目な巡査諸君ほど忙しくしており、シフト制で休みは不規則だし、昇進試験の勉強をしている時間はあるはずがない。一方、机に向かって”せこい”勉強に勤しみ、どんどん昇進してゆく暇人がいるではないか~。

 

(閑話休題)

 

要は、必ずしも三輪とは限らない原付ミニカーのカテゴリーに”この改正事実は相関が無く、関係ない”という事である。
然るにミニカー登録(青ナンバー)車両は従前通り:
∴法定速度時速60キロ制限 ∴ヘルメット装着”義務”無し ∴輪距(トレッド)のフェンダーからの”はみ出し”(所謂”ハミタイ”)は無責合法
ちなみに原付ミニカー登録(青ナンバー)車両の違法状態は:

⇒ ボア・アップ(50cc超)

⇒ 輪距500mm未満

 

ジャイロの原付二種登録は、当然違法!∴事故の際の保険金請求は詐欺行為(重犯罪)となる可能性があります。
スイングしない三輪(あるいは四輪)車の類は、従前通りにカテゴライズされる。

因みに、特定二輪車の指定は、事故が多かったからだといいます。その操縦性がバイクのそれであるが故、従前の普免資格の運転者では対応が難しかったらしく、ならば、”リジットアクスル”{車輪(とデフ)が直列に直結}のトライクと”左右独立懸架”のトライクは操縦性が異なるのに、両者が同じ種別にカテゴライズされているのは如何なものだろうか。”デフが無いトライク”なんていう乗り物だってあるんだから。まぁいいのか。

2016年4月1日公開

© 2016 しょうだまさとも

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