ローリングストーンズ

山谷感人

エセー

853文字

 ライク。

 ローリングストーンズと云ったら皆さん御承知の通り、ロック=駄目人間のスタイルを確立した偉人達である。同時期のビートルズはベビーフェイス、ストーンズは所謂「ロックはパーティか、デカダンスか」を追求した。特に、六十年代後半から七十年代の彼等の歌詞はぶっ飛んでいる。世代が下な故、完全に後追いで聴いていたが「大丈夫か、このフレーズ」の連発である。もう一度云うが歌詞が破滅的にヤバイ。然し無論、曲はストレートなロックを含め、カントリー調やブルースロックが多数な故、聴きやすい。
 余り、識らない人も居るだろうが実はローリングストーンズ、倫敦の有名美術大学に在籍していた。往時、実際はブルジョアのエリートな訳である。それに比べベビーフェイスのビートルズはどうか? 真逆に全員ワーキングクラスだったらしい。リンゴスターなんて我々は「いつも笑っている、素敵なドラム」なるイメージしかないが「リンゴはリバプールで一等ヤバイなるスラムで活動していて『人を三人は殺害していてのじゃないか?」とジョン・レノンが危惧している記事を読んだ事もある。
 ロック。虚構とフアンタシーな世界な故、実際はエリートのローリングストンが吐猥な台詞を吐く。アイドルなビートルズは駄目人間の集まりだがキアはャア言われられる。無論、コレで良いのである。小説とかも同じで、もう一度云えばフアンタシーの世界である。

 先日。福岡文学フリマ、なるのに参加した。
 博多の女性は義理人情が素晴らしい。「じゃあコレ買います」で「有難う御座います」で「また来ます」と云われ「はい、はい〜」で流していたのだが本当に来た。知り合いを連れて、また購入して下さった。美しい。私は、これぞ博多の気風だと感涙しそうになった。しなかったが。
 私は一瞬、自身がストーンズのメンバーかな……と錯覚しそうになった。
 ロックも小説も何度も云うが結句、一等、大切なのは「個性」だと思う。最早、既に泥酔している為、これ以上は書かないが、福岡、博多で出会った皆さん、本当に有難う御座いました。コレもロックで有る。
 

2024年10月30日公開

© 2024 山谷感人

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