途絶えた手記は最後に小さな点のようなものを残している。彼が右手に持っていた鉛筆の芯がつけたものだ。彼が倒れた拍子についたものなのか、それとも何かの文字の起点なのか。どちらかはわからない。
結局、刑は執行されることがなかった。彼はまるで自分から生きることをやめたかのように死んでしまっていた。
途絶えた手記は最後に小さな点のようなものを残している。彼が右手に持っていた鉛筆の芯がつけたものだ。彼が倒れた拍子についたものなのか、それとも何かの文字の起点なのか。どちらかはわからない。
結局、刑は執行されることがなかった。彼はまるで自分から生きることをやめたかのように死んでしまっていた。
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