純文学YouTuberのつかっちゃんによる「つかつ大賞2022」に、佐川恭一『アドルムコ会全史』(代わりに読む人)が選ばれた。

 「つかつ大賞2022」は、つかっちゃんが2022年に読んだ本の中でベスト10を選んだもの。昨年、彼は360冊読んだという。その中で『アドルムコ会全史』が見事に1位を獲得した。

 さらに、短編集『舞踏会』(書肆侃侃房)も第7位にランクインするという快挙。つかっちゃんは動画の中で「2022年の読書体験の中で、やっぱり1番すごいと思ったのは佐川恭一だろうね」と大絶賛している。

 なお、ベスト5は5位から順に、舞城王太郎『短篇七芒星』(講談社)、大前粟生『死んでいる私と、私みたいな人たちの声』(河出書房新社)、三浦俊彦『これは餡パンではない』(河出書房新社)、平山夢明『ヤギより上、猿より下』(文春文庫)だった。

 現在、最新作『ゼッタイ! 芥川賞受賞宣言~新感覚文豪ゲームブック~』(中央公論新社)も話題の佐川。このまま文壇を掻きまわす存在として大きく羽ばたいてほしい。