スペイン語圏オンライン文芸誌「Nagari」が、今後の運営費用などのためのクラウドファンディングを実施中である。

先日、髙井ホアン(Juan.B)の小説『眼鏡のない国から』がカメイトシヤ氏の翻訳により「Nagari」に掲載されたことは当はめにゅーでもお伝えした。その「Nagari」はこれまで実際の印刷物として第6号まで刊行し、多くの作家を紹介してきた。「Nagari」の目標は「すべての表現において文学と芸術を促進し、新興アーティストのためのプラットフォームを作成すること」となっている。

だが現在、政府や大団体からの支援を受けておらず、今後の活動について財政面で支障が出かねない状況になっているという。アメリカ合衆国含め世界のスペイン語圏文学と芸術を促進し、新興アーティストのための普及プラットフォームを作るためにも、7,000ドルの支援が願われている。

クラウドファンディングは「gofundme」上で行われており、現時点では7,000ドル目標の内、多くの小口支援者により約1,500ドルが調達されている。支援は簡単な英語(もしくは翻訳)が分かればすぐに行うことが出来る。支援者には印刷物への名前と謝辞の掲載が行われるという。スペイン語圏文学の今後に興味のある方は是非支援を検討してみては如何だろうか。