第39回日本SF大賞の選考が2月24日に行われ、大賞に山尾悠子「飛ぶ孔雀」・円城塔「文字渦」、功績賞に横田順彌が選ばれた。

日本SF大賞は日本SF作家クラブにより1980年から開催されている、日本におけるSF表現の賞である。毎年9月1日から翌年8月31日までの1年間に発表(もしくは発生)された、小説・漫画・映画更には出来事などの媒体を問わない「SF」が審査対象となっている。今回第39回では候補作は全て文芸作品が選ばれていた

2月24日の昼過ぎから選考会が行われ、選考の結果、受賞作は以下の通りとなった。

・大賞

書影 書誌情報
飛ぶ孔雀』山尾悠子

(文藝春秋)

文字渦』円城塔

(新潮社)

・功績賞

横田順彌

 

以上のような結果となった。選考者は

・日下三蔵
・高槻真樹
・高野史緒
・飛浩隆
・長谷敏司

が勤めた。

功績賞は、今年1月4日に死去したSF作家の横田順弥に贈られた。大賞賞金は賞金は各50万円となっている。選考に関する詳しい情報は後日、日本SF作家クラブの公式サイトに掲載される。贈賞式は4月19日に行われる予定である。