かごしま近代文学館では、主に歴史小説などを多く執筆した小説家である海音寺潮五郎についての特別企画展「海音寺潮五郎の切捨御免!日本の歴史を点検する」を11月2日より開催する。

海音寺塩五郎は鹿児島出身であり普段より所縁が深いと言えるが、特に今回の企画展では海音寺潮五郎がライフワークとして執筆したものの未完に終わった「西郷隆盛」に注目し、海音寺潮五郎の作品から見た西郷隆盛や明治維新に重点を置いた展示が行われる。また、「天と地と」の直筆原稿など、多くの所縁の品も展示される予定である。

明治維新の功労者であり明治新政府の中心人物となりながらも、信念のために新政府から抜け西南戦争で最期を遂げた西郷隆盛の生涯は今も多くの人に知られている。来年のNHK大河ドラマが西郷隆盛を題材にしていることもあり、西郷隆盛や薩摩藩、そして明治維新への関心が再び高まりつつあるが、今回の企画展は改めて様々な目線からみる歴史の面白さを伝えてくれそうだ。

特別企画展「海音寺潮五郎の切捨御免!日本の歴史を点検する」は、かごしま近代文学館で11月2日から12月3日まで開催。詳細は下記サイトを参照の事。