神の心理⇔真理
私は何なのだろう
人間という種の 進化という営みの一末端に過ぎず
自然は我々を手放しにしている
ああ 神はとうに私を見放していたのだ
それに乞うなど理知をもつ私が笑う
医師に問うなど健康だと思う私が拒む
私は私であり 何者でもない
はじめから意味などなかった！
それは死への理由となるのか？
否
生きたからには自然に朽ちるまでさまようのだろう
それが手放された我らの在り方であり
染色体に染みついた設計図だからだ
では私はなぜ書くのか――
2013年5月31日公開 2013-05-31T18:27:33+09:00 2013-05-31T18:33:46+09:00
読み終えたらレビューしてください
この作品のタグ
Share This シェアする
面白かったり、気になったらSNSでシェアしてください。
シェアしていただくと作者がやる気を出します。
著者
渡海 小波津 破滅派 投稿者
- 12年前登録
- 33作品
この作者の他の作品
-
いく 小説
渡海 小波津 2013 年 8 月 2 日 幾、逝く、生く -
蕎麦は切れにくい 小説
渡海 小波津 2013 年 6 月 29 日 蕎麦屋の話-掌編- -
春 小説
渡海 小波津 2013 年 6 月 19 日 長編への布石とした実験作です この文体、作風に対して率直に感じたことを述べてもらえるとありがたいです 端的にはこれで３０枚分の短編を読むとして（飽きる/飽きない）かです よろしくお願いしま… -
蜘蛛 詩
渡海 小波津 2013 年 5 月 9 日 散文詩です -
あの時の言葉 小説
渡海 小波津 2013 年 4 月 9 日 撞着語法の試作 出会いの春もいいですが、別れの春もありだと思いませんか。 -
木 詩
渡海 小波津 2013 年 4 月 6 日 木とは何か、叙景文を書く中で風景の要素となる木について考えた。 散文的な文体で坦々と書かれている。
この作者の人気作
-
虚無の生む詩 詩
渡海 小波津 2013 年 5 月 31 日 私の文学は何も生まない 私の人生が空っぽだからだ だから虚無からの詩を書いた それだけ、それだけ -
ことり 小説
渡海 小波津 2012 年 5 月 15 日 オノマトペの実験作。音が表現する空間について。 -
蜘蛛 詩
渡海 小波津 2013 年 5 月 9 日 散文詩です -
雨 小説
渡海 小波津 2012 年 8 月 13 日 雨。様々な情景を見せる雨。雨に名前がこれほどまでにある日本の精神の豊かさを省みたい。 -
いく 小説
渡海 小波津 2013 年 8 月 2 日 幾、逝く、生く -
決闘 小説
渡海 小波津 2012 年 6 月 22 日 礼節とは何か、受け止めることを現代人に問う
オススメ
W-E aka _underline 2023 年 6 月 12 日 
おしゃれなコケシ 2022 年 7 月 11 日 
樋口恭介 2022 年 6 月 16 日 新着
西向 小次郎 2024 年 4 月 25 日 
山雪翔太 2024 年 4 月 24 日 
arai
Books
破滅派の書籍
"虚無の生む詩"へのコメント 0件