ライアンさん

小林TKG

小説

1,728文字

ライアンさんの事が書きたくて、はい。気が付けばライアンさんに夢中だったので。

ねえ、ソウのレガシー観た?
ああ、そうそう。ああごめん。そうそうとかごめん。違う違う。狙ったわけじゃなくて。とりあえずいいや、もういいじゃん。忘れて。で、観た?ソウレガ。ゾンで観れるけど。あと今はドコモさんでも観れるかな・・・。ああ観れるわ。観れる観れる。で、観たソウレガ。

観てない?あー、まああれだよね。怖いよね。いや私だって怖いよ。怖いの苦手ですよ。うああーってなるよ。人が死ぬのを観たいわけでもないしさ。どうせ死ぬのに残酷に殺さなくてもって思うよね。えーんってなるよね。ぴえんって。でもさあ、私1観ちゃったからね。

1。

今やネットの動画視聴サイトとかでは一番観れない感じになっちゃった1。大体2からしかないじゃん。多分1の監督の人が出世されたからでしょ?わからないけど。でもまあ、私だって誰やりたいって言われたら1のアダムやりたいからねえ。

で、その1観ちゃったからさ、2からも観るじゃん。途中でもうやーめよっていうのができないんすわ私。

だからやだよ。やだけどね。観た。全部一応観た。ソウレガまで観てる。嫌だよ。あーんってなる。もっと平和な世界の話がいいって思う。猫の話とかでいいなあって思うよ。でも、やっぱほら、そういうのだけでもさ、あんまりあれじゃん。たまにこういうのも入れておかないとさ。体に悪いとは思ってもジャンクフードって食べたくなるでしょ?たまにチキンラーメンが無性に食べたくなることとかあるでしょ?ああいう感じかな私的には。

まあ、もうなるべく見たくないけどね。ソウレガも続編があるみたいな話があるのはネットニュースで観たけどさ、でも結局作られないでこのまま終わっても別に私はいいかなって思うよ。趣向を凝らすのもさ、疲れるでしょう?人の期待に応えるのもさ。それにその期待に応えたところでさ、万人から愛されるわけじゃないしね。もっとグログロしたのが観たい。期待外れだっていう人もいれば、もういやだ見たくないっていう人もいるでしょう?

・・・なんの話だっけ?

ああ、レガシーだ。ソウレガ。

ソウレガ観てないんだよね?じゃあ、あのーあれだ、ソウレガを観るとライアンさんっていう人がいるんだけど、劇中に。

その人がすごいなんて言うかな。最初と最後でキャラ違うのさ。

それがすごいいいなって思って。私。

で、観てないでしょ?だからあんまり離せないけどさ。そのー、ライアンさん、最初はすごくこう、厚顔無恥っていうのか、傲岸不遜っていうのか、とにかくそういうキャラクターなんだけど。

あることをきっかけにね。どんどんと変わるっていうか。あーどんどんじゃないかな別に。まあ、一言でいえば、賢くなる。思慮深くなるっていうかな。

だって最初の感じだと絶対にどっかで死ぬと思ってたの。途中で。

それがね。

足切断、あ・・・。

あー。

ごめん、聞いた今の?

聞いた?

うわ。やべ。あー。いけないことですよねこれ。これはまずい。やってしまった。

あー、

・・・、

あるモノをね自分で、もうそれしかないから、そうするほかなかったから。

ヤッたんですよ。

それからさ、驚くほど彼、あ、ライアンさん。誰よりもまともになったのよ。私の印象だけど。

マトモだと思っていた、普通の顔してた、普通みたいな顔してた人達の方がよほどアレで。ある事をきっかけにライアンさんすごい、あれを成長というのか、あるいは悟りというか、もしくは素に戻ったというのか、わからないけどさ。

とにかくライアンさん。

私の中ではライアンさんだったの。

でね、

そうやって考えてみるとさ、本人的には必要だと、重要だと思ってる部分も実は違うのかもって思って。思えてきて。

うん。

それを思い切って取り払う事で、プラスに働くこともあるのかなって。

ソウレガを見てね、ライアンさんを見てて思ったのさ。うん。つまりそういう話。

そう、そういう話。

ごめん、長々しゃべって。

つまりそういう話。

だからほら、君もさ、今ルール守らないで外出ようとして床踏み抜いてさ、床下でほら、見たらわかるじゃん。そこワイヤーでギチギチにされてるでしょ?

で、見てみ?

ほら、目の前にレバーあるよ。

それ思い切って引いてみ?

そしたらもしかしたら、君も無駄な部分が取り払われてライアンさんみたいになれるかもよ?

2020年9月18日公開

© 2020 小林TKG

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