裸歩する男

エメーリャエンコ・モロゾフ翻訳集(第8話)

応募作品

諏訪靖彦

小説

3,468文字

合評会2019年03月『高タンパク低カロリー』参加作。時代考証について様々な見解、解釈があるかと思いますが、深く考えないで書いたので深く考えないで読んでください。

「トヨさま! 勝手に宮を出ては困ります」
 つつじの木が生い茂る山道でトヨと呼ばれた少女は立ち止まり、自分を呼び止める声のする方へ振り返った。トヨを追いかけていた初老の男も立ち止まり、膝に手を置き「ハアハア」と肩で息をする。
「ハヤヒコ、ここから何が見える?」
 ハヤヒコと呼ばれた男は息を整えてからトヨが見つめる先、三輪山の中腹から山麓にかけてしばし眺めてから言った。
「シナノの国からの使者を迎えるため、みな忙しく働いております」
 トヨは軽い溜息をつく。
「そうではない。宮の周りには何が見える?」
「山々が広がっております」
「山の先には何がある?」
「それはトヨさまも知っておられるでしょう? 北にはトマの国があり、東西には我らに恭順した国々が広がっております。そして南にはキの国があります」
 トヨは大きくうなずいた。
「うん、そうだ。それで、それらの国の先には何がある?」
 ハヤヒコは少し考えてからトヨに言った。
「アヅマより北にはエミシの住む地があると聞きますが、我らに恭順せぬゆえ彼の地の様子をうかがい知ることはできません。ツクシの国の遥か西には魏国があり、その魏国に我々は使者を送っています。しかし、魏国にまつろわぬ国については知りませぬ」
 トヨはわずかに口角を上げてハヤヒコに言った。
「ハヤヒコは我々が知らぬ国や民について知りたいと思わぬか? わしは宗女のまま宮の中に閉じこもり死ぬのをよしとは思わぬ」
「知りたいとは思いますが……」
 ハヤヒコの言葉を最後まで聞かずにトヨが駆け出した。
「トヨさま! 魏国の先へは走ってなど行けません! 徒歩で行ける場所ではございません!」
 トヨは十を過ぎたばかりで疲れを知らぬ年頃だ。五十を過ぎたハヤヒコはトヨの体力についていけず、そばに近づき引き留めることを早々にあきらめ、目視できる距離を測り歩いてついて行くことにした。しばしトヨを目で追いながら山を登って行くと、山の頂き近くでトヨが立ち止まった。ハヤヒコはトヨが山を越えることをあきらめたのかと期待しながら近づいて行く。すると大きな声が聞こえてきた。
「……何を……おる! ぬしはツチグモか!」
 ハヤヒコがトヨの視線の先に目を向けると、あおいの葉で下腹部を隠した全裸の男がトヨから三余歩ほど先に立ち、首を左右に振っていた。脛が長く、あおいの葉が丁度トヨの頭に位置している。ハヤヒコより二回りほど背が高い。鍛えられた体躯は西日に照らされ黄金色に輝いていた。
「では、なんぞ! われは親魏倭王王女にてオオミワを守るものぞ!」
「日女巫女か? 名はなんだ?」
「たれともわからぬものに、われの名を口にするはずがなかろう! おい、ハヤヒコ! 近くにいるのだろう? 近う来い!」
「はい、トヨさま! すぐに参ります!」
 ハヤヒコは上を見上げトヨに声を掛ける。そして山道を伝い歩くのをやめ、木々に手足を掛けながら斜面を登って行った。ハヤヒコはトヨの傍まで来ると「おまたせしました……」と言ってから両ひざに手をついて息を整える。
「ぬしはアホか! なぜわれの名を叫ぶ。この男に聞かれてしまうではないか」
 ハヤヒコがトヨに目を向けると、トヨは目を見開きハヤヒコを睨みつけていた。
「申し訳ありません」
 二人のやり取りを見下ろすように見ていた男の口が開いた。
「そうか、お前の名はトヨか。ミマキイリヒコの……」
 男が瑞籬宮に坐す大王の名を口にした途端、ハヤヒコは膝に付いていた手を放し、腰に差した剣を抜いた。そして切っ先を男に向ける。
「ぬしはいったい何者だ!」
 ハヤヒコに剣を向けられた男はさっと両手を上げる。下腹部を隠していたあおいの葉がはらりと舞った。体躯の大きさに比べ、一物の大きさはハヤヒコの物より随分小さい。トヨはハヤヒコ向かってすっと左手を突き出し言った。
「まて、ハヤヒコ。男は丸腰だ。身は大きいが衣の一つも着ておらぬ。それに、われは大王の諱を知っているこの男に興味がある。ほら見てみろ、男の髪は黄金色をしておる。下の毛もしかりだ。黄金色の毛を持つものをハヤヒコは見たことがあるか?」
「トヨさまがそう言うのでしたら……」
 ハヤヒコが剣を収めると、男は腰をかがめ、地面に落ちたあおいの葉を拾い上げる。そしてまた下腹部にあてがった。トヨは葉で覆われた下腹部からゆっくりと目線を上げていき男の目をしっかりと捉えて言った。
「ぬしの名は?」
「俺の名前はエメーリャエンコだ」
 トヨとハヤヒコは聞きなれぬ発音に戸惑い顔を見合わせる。そしてトヨがエメーリャエンコに向かって「えなめ、えなめりゃすねひこ?」と聞き返した。
「違う、全然違う。どう聞いたらそんな間違い方をするんだ……エメーリャエンコだ。エメーリャエンコ・モロゾフだ」
 トヨは再度エメーリャエンコの名を復唱しようと試みるが、うまく発話することが出来ない。トヨは男の名を口にするのを諦めた。
「長い、長いわ! ぬしの国では皆そのような長い名を持っているのか? そのような長い名で呼び合っていると、名を呼び合うだけで話が進まぬではないか。そうだ、ぬしはどこから来た? どこの国から来た? どうやって来た? 海を越えて来たのか? 三輪の山にいるということは、キの国の浦からやってきたのか? それともオワリの国の浦からか? 大王の名はぬしの国でも知れ渡っておるのか?」
「そんなに矢継に質問されても答えられない」
 エメーリャエンコにそう言われたトヨは宙を見つめしばし考える。そして何かを思い出した様子で口を開いた。
「そうだ、ぬしはわれがここに着いたとき、つつじの木の中に頭を突っ込んでいたが、いったい何をしていた? 何かを探していたのか?」
 エメーリャエンコは軽く頷く。
「俺は食べ物を探していたんだ」
「なんと、ぬしは腹が減っているのか? しかし、つつじの木も花も葉も食うことはできぬぞ。そんなものを食えば腹を下す。食い物を探しているのなら宮に来い。昨年は良いヨネが沢山取れた。分けてやらんこともないぞ」
「トヨさま、そんな勝手なことを言われてはこまります」
 ハヤヒコがトヨを咎めると、エメーリャエンコが間に割って入る。
「いや、そうじゃない。植物性タンパクは間に合っている。穀物に含まれるカロリーも必要としていない。俺は昆虫を探しに来たんだ。お前たちの国の言葉でムシだ。俺が来た国では動物性タンパクの摂取が非常に難しい。カロリーは電力変換により恒常的に得ることができるが、必須アミノ酸は電力で補うことが難しい。だからここにムシを採りに来た」
 またトヨとハヤヒコは顔を見合わせる。二人はエメーリャエンコが話す事柄の半分も理解出来ない。しかし、エメーリャエンコが食物として蟲を探しているのは理解できた。
「ぬしの国では蟲を食うのか?」
「そうだ。ムシは動物性タンパクを補うために一番効率の良い食物なんだ。例えばバッタ、いやハタハタは体積当たりのたんぱく質含有量が四十パーセントを超える。ここでは採る事が出来ないが、五十パーセントを超える種もいる。保有カロリーは低いが、先ほど言ったようにそれは問題にはならない。それに、乾燥させれば長期間保存することもできる」
「たんぱくやらかろりいやら何を言っているか分らぬが、ぬしがヨネではなく蟲が必要なのは分かった。わが国では蟲を食わぬが、蟲を食う者がいることは知っている。魏国では足のあるものは机以外何でも食うそうだ。だから、ぬしが蟲を食うとも驚きはせぬ。驚きはせぬが、なぜぬしはここで蟲を採るのだ? ぬしの国には蟲がおらぬのか?」
 エメーリャエンコはトヨから視線を外すと、その先に見える大きな塚に目を向ける。そして、ぼそりとつぶやいた。
「ああ、そうだ。ムシも獣も草木もない。遠い昔に消えてなくなった……」
 トヨは眉間にしわを寄せエメーリャエンコを睨みつけた。
「嘘をもうすな! そんなところに人が住めるわけなかろう!」
 エメーリャエンコはトヨに視線を戻し、ふっと微笑んだ。
「そう、お前の言うとおりだ。あそこは人が住むべき場所ではない。しかし、俺はそこで暮らしていかなければならないんだ……」
 そこまで言うとエメーリャエンコの足先が土の色と同化した。いや、同化したのではない。足先から長い脛にかけてゆっくりと肌が色を失い、その先の草や木がすすけて見えてくる。
「おい、どうした! いったいどうしたのだ!」
「どうやら時間が来たようだ。お別れだ、トヨスキイリヒメ」
「ぬしはまだ蟲を採っていないではないか! おい! ナガスネヒコ!」
「一文字も合ってねえし……」
 そう言い残しエメーリャエンコは消え去った。ひとひらのあおいの葉を残して。

2019年3月15日公開

作品集『エメーリャエンコ・モロゾフ翻訳集』最新話 (全8話)

© 2019 諏訪靖彦

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"裸歩する男"へのコメント 22

  • 投稿者 | 2019-03-19 22:49

    神出鬼没のエメーリャエンコ・モロゾフが、一生懸命虫を探していたところに出くわしてしまうトヨたちとの「噛み合わなさ」がコミカルに描かれており面白かった。油断していたモロゾフに偶然出会ったような楽しみがあります。なんとなく都合のよさげなその消え去り方もモロゾフならではで、未知なるものとの邂逅を記した説話・民話・伝承っぽい雰囲気でうまくまとめあげられていると思います。

    • 投稿者 | 2019-03-19 23:14

      コメントありがとうございます。面白く読んで頂いて何よりです。当初モロゾフを登場させるつもりはなかったのですが、いつの間にか筆が滑ってしまいました。モロゾフの都合のいい消え去り方は課題枚数規定を守るための苦肉の策だったのですが、モロゾフっぽいと思っていただけたなら良いように筆が滑ったようです。今後ともよろしくお願いします!

      著者
  • 投稿者 | 2019-03-22 12:46

    ころころと転がるような展開、それが遠くへ転がって行ったのを見送るようなエンド、記録にも(もしかしたら記憶にも)残らないようなある時代ある場所の一場面を陰からこっそり覗き見たような感じで、読んでいて楽しかったです。
    国も時代も超えたどこか『テルマエ・ロマエ』を彷彿とさせるような異文化コミュニケーション、クスクスしながら読んでいたんですが、「ナガスネヒコ!」の部分で噴出してしまいました。モノの小ささを悪く言うのではなく脛の長さに注目した作者とトヨちゃんのネーミングセンスに好感を持ちました。

    • 投稿者 | 2019-03-23 15:14

      コメントありがとございます。エンタメを書くにあたり読者を飽きさせないように情報量と展開の速度バランスを意識して書きました(最後は少々強引でしたが……)。トヨとナガスネヒコのやり取りを楽しんで頂けたようで良かったです!

      著者
  • 投稿者 | 2019-03-23 03:15

    世界観が面白かったです。
    どういう設定、どういう状況でも描けそうなマルチな才能を感じます。
    それにしてもこのスピード感、仕事の仕上げでもなんでも速そうな気がしました。

    • 投稿者 | 2019-03-23 15:22

      コメントありがとうございます。わあ、マルチナ才能なんて嬉しい。広く浅く書けるだけなんですけどね。世界観は私の好きな日本古代史を題材にしました。スピード感はあるかもしれませんが、誤りが沢山ある仕事のできない人間の典型だったりします笑

      著者
  • 投稿者 | 2019-03-23 12:51

    まさか邪馬台国が舞台にされるとは(笑)
    トヨの幼少期を境にパッタリ途絶える足取りがモロゾフによって露わにされるとは。とりあえず、モロゾフは「航時法」違反でタイムパトロールにしょっぴかれますね

    • 投稿者 | 2019-03-23 15:29

      コメントありがとうございます。わあ、邪馬台国だと気づいてくれる方がいた。「高タンパク低カロリー」のお題に悩んで悩んで気が付いたらタイムスリップしていました。「航時法」違反について通報しないでくださいね。

      著者
  • 編集者 | 2019-03-23 15:47

    ナガスネヒコ、まだ行ってはならない!まだ神日本磐余彦を倒す使命を果たしていないぞ!未来を変えるにはそれしかない!

    縄文ならぬ弥生小説とでも言うか、楽しく読んだ。時をかける虫取り青年、モロゾフのこれからの活躍に期待したい。

    • 投稿者 | 2019-03-24 10:59

      ナガスネヒコはこの後時空を酔歩してニギハヤヒと共に神日本磐余彦を倒すはずですが、残念なことに我々がいる世界線での出来事ではないようです。今後ともモロゾフをよろしくお願いします。

      著者
  • 投稿者 | 2019-03-23 16:01

    自分も前回モロゾフの書籍を挿入しましたが、まさか合評会にモロゾフ本人が出てくるとは思いませんでした。最後まで名前を覚えないあたりはコミカルで笑えました。SF的描写のラストも上手いなと思いました。ただ、時代背景等考えると、全裸金髪巨漢とのファーストインパクトにしては、二人のリアクションが小さすぎる気がしました。名前以外は普通に話せているという点も気がかりでした。あと、虫をむしゃむしゃ食べる描写があればもう少し陰影が出そうなきがしました。

    • 投稿者 | 2019-03-24 11:12

      確かにリアクションの小さいですね。それに未来人と不自由なく会話出来るのは都合良すぎですね。ムシを食べてみては? とのアドバイスもありがとうございます。当初トヨと一緒にムシを集めて持ち帰るラストを書いていたのですが、規定枚数をオーバーしてしまったのであのような強引なラストになってしまいました。今度ともよろしくお願いします。

      著者
  • 投稿者 | 2019-03-24 00:26

    とうとうモロゾフが時空を超えてしまいました。何でもできる男だと思ってはいましたが、まさか時間を遡る能力まであったとは。
    私が翻訳したモロゾフの料理人の手記によれば、彼は相当な悪食であり、少々の腐敗、毒性は気にも留めなかったそうです。時空を超えてまで探した虫から彼はどんな美味珍味を作り出すのだろうか。
    などと妄想に走ってしまいました。トヨとの会話も面白いし、「ナガスネヒコ」呼ばわりされるのも可笑しい。
    惜しむらくはもう少しかの地の人々と交流があればよかった。あと、何のために葉っぱ一枚という出で立ちで時間旅行をしているのでしょう?

    • 投稿者 | 2019-03-24 11:23

      『エメーリャエンコ・モロゾフの食卓』面白かったです。また大猫さんの翻訳が読みたいなあ。それはさておき、作品のアドバイスありがとうございます。かの地の人々との交流があればモロゾフの異常性が際立ちそうですね。葉っぱ一枚の時間旅行はターミネーター的なアレです。トヨに見つかったことによりさっと下腹部を隠す描写があればよかったかなあ。ありがとうございました。

      著者
  • 投稿者 | 2019-03-24 10:35

    モロゾフだ!と思って読みました。モロゾフ作品として読むにはパンチが弱いかなと思ってしまいましたが、やはり随所に面白さがあって楽しかったです。テーマに対して、どのようなアプローチをしたらこの小説に辿り着くのだろう、と思ってしまうような発想力ある作品でした。
    モロゾフ作品として読むにはパンチが弱い、と最初に言ってしまいましたが、他方でモロゾフ作品らしい、一体これは何だったのだろう感、謎の謎感、みたいなものが今作には確かにあり、良い読後感でした。

    • 投稿者 | 2019-03-24 11:33

      コメントありがとうございます。確かにモロゾフ作品に期待する異常性は影を潜めているかもしれませんね。モロゾフを出す予定ではなくて書いているうちに筆が滑って登場させてしまったのでキャラが弱くなってしまいました。高タンパク低カロリーというお題は簡単そうに見えてなかなか難しく、悩んで悩んで動物性タンパクの摂取が難しい地域で食べられている昆虫食を思いついた次第です。今後ともよろしくお願いします。

      著者
  • 投稿者 | 2019-03-24 17:34

    まさかこのお題で時代物(といっていいのかな?)、しかもタイムトラベラーなモロゾフが登場する作品が出てくるとは思いませんでした。
    トヨちゃんのお茶目な感じ、好奇心いっぱいの感じがとても好きです。好奇心に満ち溢れているから、モロゾフを見ても物怖じしなかったんじゃないでしょうか。頼もしいですね。
    私の見識不足かもしれませんが、モロゾフがどうしてそんな荒廃したところに住んでるのかわからず、もっと知りたかったです。ただ文字数も制限があるので、収まりきらなかったのかもしれません。
    最後の「一文字も合ってねえし……」は笑いました。同時になんというか、ぱっと邂逅したもののトヨの名前のほかは何ひとつとして共有できなかった侘しさみたいなものも感じました。

    • 投稿者 | 2019-03-24 21:45

      コメントありがとうございます。合評会にモロゾフが登場させていいものか悩みましたが、出るってきかないので出してあげました。トヨをかわいらしく感じて頂けたようで何よりです。十三歳で倭国を統べた人物はきっとあんな性格なんだろうなと考えながら書きました。最後はどうすればモロゾフ作品らしい終わりになるかと考えて捨て台詞を吐かせましたが、それが良い方向に転んだようです。今後ともよろしくお願いします。

      著者
  • 投稿者 | 2019-03-25 16:16

    モロゾフにしてはもっとパンチが欲しかったです。
    あと少々喋りすぎかもな、とは思いました。
    できれば虫を貪り食ってほしかったですが、
    無理ならなんかを貪り食ってほしかったです(笑)

  • 投稿者 | 2019-03-25 21:21

    コメントありがとうございます。いっちょモロゾフ殴っときます。モロゾフっぽい灰汁がないですものね。それとガムテープで口ふさいでおきます。キャラ崩壊してますよね。ああ、ガムテープのちょっと開けてバッタ突っ込んどきます。今後ともよろしくお願いします。

    著者
  • 投稿者 | 2019-03-26 01:55

    全編を通して名指しをめぐる考察を展開する好編。名前を呼ぶことで、人は対象を把握し、みずからの認知の枠組みの中に位置づける。理解も力も及ばない存在は実名を呼ぶことがはばかられる。自国の名前を出すことへの回避と、名指しによる他国の対象化。「エメーリャエンコ」を発音できないトヨとハヤヒコ。トヨの諱をめぐる禁忌と、モロゾフによるそのあっけない侵犯。トヨの実名を知っており、呼びかけることができるモロゾフは、明らかにトヨよりも優越した立場にある。時代を飛び越える者の特権性か? あるいは、我々にとっての現代もまた後世の人間によって安易な名前を与えられ、十把一からげに理解したつもりにされてしまうのか? もののあわれを感じた。

  • 投稿者 | 2019-03-26 08:49

    同じ昆虫食モチーフで投稿時期もほぼ同時でしたのでとても親近感があります。モロゾフPには参加していないので翻訳ルールがよくわかっていないですが、この作品で興味が湧いたのでほかのモロゾフも読んでみたいと思います。

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