メニュー

作品集『フィフティ・イージー・ピーセス』収録作。

タグ: #ホラー

小説

2,055文字

彼が愛した星砂の浜辺に落とし穴を仕掛けておいた。いつも寝転がるお気に入りのスポットと言っていた地点に直径一・五メートル、深さ二メートルの巨大な穴を掘り、ソテツの葉を編んで作った薄い覆いをかぶせて砂で隠した。彼が新しい女を連れてこの浜辺に戻ってくれば、二人ともアリジゴクの罠にかかった昆虫のようにひとたまりもないだろう。

「ここは子どものころから知っている俺だけの秘密の場所なんだ。今でも仕事で疲れたときや、つらいことがあったときにはここに来て夜空を眺めることにしている。それだけで元気を取り戻せるからね」

© 2018 藤城孝輔 ( 2018年4月28日公開

作品集『フィフティ・イージー・ピーセス』第3話 (全50話)

フィフティ・イージー・ピーセス

フィフティ・イージー・ピーセスの全文は電子書籍でご覧頂けます。
続きはAmazonでご利用ください。

Amazonへ行く

読み終えたらレビューしてください

みんなの評価

0.0点(0件の評価)

ログインすると、星の数によって冷酷な評価を突きつけることができます。

  0
  0
  0
  0
  0
ログインするとレビュー感想をつけられるようになります。 ログインする

著者

「星砂の浜辺」をリストに追加

リスト機能とは、気になる作品をまとめておける機能です。公開と非公開が選べますので、 あなたのアンソロジーとして共有したり、お気に入りのリストとしてこっそり楽しむこともできます。


リスト機能を利用するにはログインする必要があります。

"星砂の浜辺"へのコメント 0

コメントがありません。 寂しいので、ぜひコメントを残してください。

コメントを残してください

コメントをするにはユーザー登録をした上で ログインする必要があります。

作品に戻る