『第43回横溝正史ミステリ&ホラー大賞』の最終候補4作が3月7日に公開された。

KADOKAWAの新人文学賞として、ともに四半世紀以上の歴史を持つ「横溝正史ミステリ大賞(第38回まで)」と「日本ホラー小説大賞(第25回まで)」。この2つを統合し、ミステリとホラーの二大ジャンルを対象とした、新たな新人文学賞。第一次選考を通過した12作品より、厳正な審査の結果、ウシジマ タクロヲ「人類賛歌」、大塚「けものの名前」、栗谷美嘉「美大怪異譚」、露野目ナキロ「をんごく」が選ばれた。

最終選考会は、綾辻行人・有栖川有栖・黒川博行・辻村深月・道尾秀介・米澤穂信の六氏の選考委員によって4月27日に開催される。

選考結果は、「小説 野性時代」7月号(6月25日配信)及び公式サイトで選考会後速やかに発表される。

また一般投票による「カクヨム賞」決定のため、KADOKAWA文芸レーベルページで最終候補4作を全文公開中。3月24日まで投票やレビュー投稿をすると、Amazonギフト券1000~5000円分が当たるキャンペーンも開催中だ。「カクヨム賞」投票詳細については公式ページ確認を。

大賞作品は、単行本として刊行される。受賞者には正賞として金田一耕助像、副賞に賞金300万円が贈られる。そのほか、優秀賞(賞金30万円)、読者賞、カクヨム賞がそれぞれ贈られる。