友利昴『エセ著作権事件簿 著作権ヤクザ・パクられ妄想・著作権厨・トレパク冤罪』が、この度パブリブより発売されることがわかった。

2019年5月に髙井ホアン著『戦前反戦発言大全』『戦前不敬発言大全』を刊行するなどしている有名出版社パブリブだが、今回、シリーズ『過剰権利主張スタディーズ』の第一巻として友利昴『エセ著作権事件簿 著作権ヤクザ・パクられ妄想・著作権厨・トレパク冤罪』が出版される。著者は、書籍『オリンピックVS便乗商法』『知財部という仕事』『へんな商標?』等で知られる知財専門作家、友利昴である。

表現に関わる者なら誰もが気になるであろう著作権だが、故に様々な思ってもいなかった様なトラブルも発生する。『エセ著作権事件簿 著作権ヤクザ・パクられ妄想・著作権厨・トレパク冤罪』ではそのタイトルの通り、著作権にまつわる様々な珍事件や「エセ著作権」に関するトラブル事例が紹介される。

東京五輪エンブレム事件 無名のほら吹き! 東京五輪をツブしたイチャモン野郎の素性を暴く
プールの底のミッキーマウス事件 日本の小学生にトラウマを与えたディズニーのエセ教育的指導!
『崖の上のポニョ』事件 宮崎駿が同じ曲を聴いている!驚愕のパクられ被害妄想
『中国塩政史の研究』事件 狂気! パクられ妄想を天皇陛下に直訴した暴走老人に塩を撒け!
チャイルドシート交通標語事件 5・7・5の標語で電通に19億円を要求
『マンション読本』事件 無慈悲! 謝罪した正直者に6000万円を要求して敗訴した女
コーヒーを飲む男性事件 トレースで60万円請求!ぼったくりストックフォト会社の敗訴
『どえらいモン大図鑑』事件 実録・エセ著作権への反論! 警告書が届いたらこう切り返せ!

出版元のパブリブも『いんちきおもちゃ大図鑑』『中国遊園地大図鑑』シリーズといった、著作権や海賊版に関連する本を送り出してきた経歴がある。『どえらいモン大図鑑』に関する実録事例も気になる所だ。著作権についてよりよく知ることができる、「ネット上でパクリ疑惑が寄せられたらどう対応すべきか」などのコラムも多数収録されている。544ページの濃密な大著となっており、クリエイターなら是非読んでおきたい一冊である。

友利昴『エセ著作権事件簿 著作権ヤクザ・パクられ妄想・著作権厨・トレパク冤罪』は、7月に全国書店、Amazonなどの各種通販で販売されるとみられる。価格は2500円+税。詳しい情報は下記リンクも参照のこと。