大木芙沙子の作品「親を掘る」が柏書房刊行の『kaze no tanbun 夕暮れの草の冠』に掲載されることがわかった。
本人がTwitterで公表した。
『kaze no tanbun 夕暮れの草の冠』、こんなにきれいな本に自分の名前が載っていることがうれしくてありがたくて、何度もながめてしまいます。金色の文字にどきどきして、深い緑の手ざわりにため息。表紙はもちろん、この扉の色合いと指が透けるほどの薄紙の美しさ。 pic.twitter.com/lTr7u4m9K5
— 大木 芙沙子 FusakoOhki (@suruse10ver) June 22, 2021
西崎憲のプロデュースにより、柏書房から刊行されている、短文集シリーズ『kaze no tanbun』の第三巻として刊行される『夕暮れの草の冠』。ここに掲載される作品は、小説でも詩でもない「短文」が掲載されるという。『夕暮れの草の冠』では大木芙沙子を始めとして以下の17人の作者による短文を楽しむことができる。
小山田浩子「コンサートホール」
木下古栗「僕の人生の物語」
円城塔「ドルトンの印象法則」
斎藤真理子「編んでる線」
蜂本みさ「ペリカン」
藤野可織「セントラルパークの思い出」
松永美穂「たうぽ」
日和聡子「白いくつ」
青木淳悟「旅行(以前)記」
早助よう子「誤解の祝祭」
大木芙沙子「親を掘る」
西崎憲「病院島の黒犬。その後」
岸本佐知子「メロンパン」
柿村将彦「髙なんとか君」
斎藤真理子「エディット・ピアフに会った日」
滝口悠生「薄荷」
飛浩隆「緋愁」
皆川博子「夕の光」
素晴らしい執筆陣の中でも、大木の名前が輝いている。大木の作品「親を掘る」を始め各作品についても、「短文」というジャンルとそのタイトルから様々な内容が想像されるが、是非購入の上確認したい。
『kaze no tanbun 夕暮れの草の冠』は、6月24日頃より全国の書店で販売が開始される予定である。詳しい情報は下記リンクも参照の事。
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