イノベーター分類研究

しょうだまさとも

評論

1,622文字

 - Innovation Management –
イノベーション・マネジメント

イノベーター分類研究(順不同)(無作為抽出)(覚書)
□ 革新解答
□ 創造的模倣


1.革新解答(ファウンダー)
□ ダヴィンチ
□ カール・フリードリヒ・ガウス(超能力者)
□ レオンハルト・オイラー(おいらはオイラー)
□ シュリニヴァーサ・ラマヌジャン(ガチ)
⇒ 後述
□ トーマス・ベイズ(再評価はもう少し後世)
□ 大阪米相場(デリバティブ/先物取引)
□ エジソン(登校拒否児)
□ 角谷静夫(拡張性向不動点定理)
□ 田中角栄(まぁ、不世出の天才でしょう、天性の土建屋社長)
⇒ 霞が関の官僚らを頷かせる説得力がある訳ですよ、この方のプレゼンは。
□ Davad Chaum(高IQ)
□ グレゴリー・ペレルマン(妹も頭良い)
□ フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ(梅毒による精神亢進)
□ ローレンス・レッシグ(悟りニキ)
□ 南方熊楠(みなかたくまぐす)(アレ)
□ 宮澤正之(学者だがマルチ・タレント)
「魚は、広い海の中ではお互い助け合うのに、狭い水槽に入れて育てるとイジメが発生するんです。イジメをする人は生きてる世界が狭いんですね」by さかなクン
(閑話休題)

2.創造的模倣(アレンジャー)
□ レオナルド・フィボナッチ(ニュー・タイプ)
□ ゲオルク・フリードリヒ・ベルンハルト・リーマン(新橋)
□ アンリ・ポアンカレ(おフランス)
□ フォン・ノイマン(ソースを超越)
□ ジョン・ナッシュ()
□ アドルフ・ヒトラー(ルサンチマン)


3.事例研究: ラマヌジャン
□ 一人以上の良き理解者
⇒ G.H.ハーディ博士(ケンブリッジ大学)
⇒ ハーディ博士が偉かったのは、
 ⇒ 独学で数学を身に付けた所謂「馬の骨」ラマヌジャンの直感を断固として信じ切り、数学界の外形的な論文の体裁を押し付けず、
 ⇒ 突如現れては大量に置いてゆくラマヌジャンのレジュメの山、薄ら寒い程に書き散らかした「定理」を丁寧に判読して、改めて証明し、論文に仕上げる、という方法をとった点である。
⇒ 天才ラマヌジャンの才能は、ハーディが発掘し、ハーディが育て、ハーディがアレンジし、ハーディが発表した。
  ⇒ 極東のとある国では、Winny開発者47氏(金子勇)の異能を活かせないばかりか、犯罪者に仕立て上げてイノベーションの芽を潰すという事が公然と行われている…
 ⇒ 職場(港湾)の上司、港湾事務所で数学の研究を続けさせ、イギリスの大学に手紙を出す事を強く勧めた、すなわちラマヌジャンの才能を見抜いていた可能性が高い、
 ⇒ 複数のイギリスの大学教員に数式を書いた手紙を送ったが、ほとんど相手にされなかった(狂人の戯言扱い)
□ 大学中退(落第による奨学金の打ち切り)
⇒ 仮にこの人が大学を卒業してエリート・コースに乗った場合、同じか、あるいはそれ以上の業績を残せたか微妙。なぜならこの人独自のやり方(証明の帰結を「神の啓示」として代替したり)が性に合っていた可能性が高いからである。数学界や大学のルールや権威主義、つまらぬ体裁を押し付けられていたら、おそらく難しかったろう。
⇒ 大学中退のラマヌジャンが数学の「証明」概念を持っていなかったと評される事が多いが、これは多分嘘で、おそらく数学的知見よりも宗教的信心への帰依が大切だったのだと思われる。
⇒ この類の都市伝説はしばしば天才の語り草として吹聴され、例えば田中角栄が小卒とされるのも同じ類の都市伝説である。これすなわち群集の渇望するストーリーを投影した「夢物語」ではないだろうか。


4.所見
□ 人知れず埋没した天才、あるいは偉業が永く見過ごされている可能性が高い。
□ 偉大な業績(イノベーション)は紆余曲折を経、イノベーター自身の晩年か、あるいは死後に評価される確率が高い。
□ イノベーターは生前において悲惨な人生を強いられる事例が散見される。
 ⇒ 0勝100敗
 ⇒ 1勝99敗


5.我が国として
高度情報化、複雑化が進む社会の中で不断のイノベーションを達成してゆく為
今後いよいよ重要な要素検証
□ 共有知
□ 創造的模倣
⇒ 人柱(塗り重ね)
⇒ 分野横断/縦断アライアンス

2015年9月17日公開

© 2015 しょうだまさとも

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